引越し業者から連絡が入らない時期になりました。
当サイトにも「引越し業者からの連絡がない」と言うことで辿り着いた方も多く見かける時期です。
なぜ見積もり依頼をしているのに引越し業者から連絡が入らないのか、その理由をお伝えしたいと思います。
「見積もり」の連絡が来ない理由は必要が無いとみられている
通常の時期は引越し業者からの連絡は驚くほど早い場合がほとんどです。
特に一括見積もりサイトからの見積もり依頼に関してはインターネットから入力して数分後に連絡が来るのは当たり前なほどすぐに連絡が入ります。
引越し業界は競争が激化しているので顧客情報は、のどから手が出るほど欲しいと言えます。その為に一括見積もりサイトから顧客情報を買っているのが現状です。
しかし年間を通じて繁忙期と呼ばれる忙しい時期は、情報過多になりすぎて対応が追いつきません。引越しが対応できる量をはるかにオーバーする需要があり供給が足りません。
まともに全てを対応していては引越し業者もすぐにパンクしてしまいます。その為に必要な情報を優先して連絡を取るのです。
戦略により必要な情報は変わる
必要な情報とは引越し会社によって変わり、その時の戦略次第になります。家族の引越しに照準を合わせていれば単身引越しは逆に邪魔な存在となるといえます。正直にいって必要がない情報という訳です。
家族の引越しの中でも県内の引越しのような「地場」と呼ばれるものと県外の引越しである「長距離」に別れます。
引越し会社によっては「地場」の引越しをメインに、売上を上げることを戦略にしている場合もありますが、逆に「長距離」を数多く扱うことで売上を伸ばす戦略もあります。
単身引越しでも同じ様に地場戦略と長距離戦略があります。場合によってはいろいろな戦略が混在しますが、通常はどの戦略を中心に繁忙期の売上をあげるかを具体的に進めるのです。
単身は相手にしません、電話で「10万円です」と言って終わり、OKなら契約。
各社の戦略は違う
当然ですが引越し会社も商売です、同じ忙しさなら儲かる仕事を優先します。
儲かる内容は引越し会社の体系により変わりますが普通で考えれば家族の引越しの単価が高いと言えます。
その中でも長距離の引越しはさらに金額が高くなるので「売上」のためには家族の長距離引越しが一番効率が良いと言えます。
特に全国展開している引越し業者はそのネットワークを活かし長距離便を得意としています。ネットワークがあるためにコストも低減できるので「長距離」を中心に戦略を考えます。
中規模までの引越し業者は長距離を有利に行うネットワークが無いために「長距離」戦略を中心には行いません。
経費が余分にかかり時間も多く取られるので「地場」戦略を中心に考えることが多いと言えます。
長距離に強い大手引越し会社
全国規模の引越し業者は各都道府県に営業所があるためにトラックの中が空で走らすことはありません。例えば東京から大阪に引越しをすれば帰りはトラックの中は空になります。
しかし帰りに荷物(引越し)があればトラックの中が空で走る無駄を無くすことができ効率的です。
しかし中規模までの引越し業者は帰りの荷物が用意できないために、トラックが常に空で帰ってくる事になるので無駄にトラックを走らせる事になると言うことです。
長距離ネットワークの最上級はヤマト運輸や日本通運といった運送会社が最強といえます。
自社で使用する宅配などの輸送網やトラックを使用できるのでコスト削減には引越し専業では太刀打ちできません。繁忙期の長距離引越しはコストパフォーマンスが高く独壇場と言えます。
ただし料金設定も安く早期に満車になるので注意が必要です。
すぐ売り切れるけど(笑)
引越し業者から連絡がない理由はいくつかあります
引越し会社は繁忙期に全ての見積もり依頼に対して連絡はできません。各社戦略により連絡する優先順位を決めてアポイントをしています。
普通で考えれば大手引越し会社の優先順位は以下の順番になります。中規模までの引越し会社は地場が優先です。
- 家族(長距離)
- 家族(地場)
- 単身(長距離)
- 単身(地場)
つまり連絡が無いのは見積もりを依頼した引越し会社から考え、あなたの引越しは優先順位が低いと考えるのが妥当です。
わたしの在籍していた引越し会社でも優先順位が低い見積もり依頼は後回しにしていましたので1週間も連絡をしなかった事もあります。当然、連絡せず情報が埋もれていった事も多々あるのも事実です。
もしくは優先順位は高いが引越し予定日がすでに満車のためにアポイントをしないという状況もあります。特に3月下旬と4月初めは引越しが一番集中するので満車になるのが早く、連絡を早々と打ち切る場合があります。
それだけで、売上をあげるのが目的でした
もうね、繁忙期は地獄のようなアポイント量でしたよw
仕事が追いつかないのも原因
もうひとつ引越し業者から連絡がない理由として、見積もり依頼や問い合わせの連絡が多すぎるという点です。電話対応する従業員の数に対して限界を超えているので物理的に追いつきません。
引越し業界の繁忙期は電話が鳴り止まず、ノイローゼになるほど朝から晩まで鳴り続けています。
常に事務所にいるスタッフは絶え間なく電話を取り続けていますが、情報量に対しては「焼け石に水」のように電話を取り続けても終わりが見えてきません。
その為に見積もり依頼の連絡はもとより問い合わせに対しての折り返しの連絡も滞ります。あまりにも連絡が来ないと激怒したクレームも入りますが、引越し会社の従業員からすれば「うるさいわ!」という感じになります。
あの地獄のような電話の鳴り続けるさまは、ドラマにあるクレーム電話のシーンのようです。笑えるほどじゃんじゃん鳴り続けます。
どうしたら連絡が付くのか
正直な話ですが非常に難しいと言えます。
連絡をしなくてはならない案件が多すぎる状況のために、引越し業者から連絡を待つのは期待できません。
大手の引越し会社なら本社に電話を入れて「担当支店から連絡が一向に来ない」とクレームを入れるのが一番良いかもしれませんが絶対ではありません。
解決策にはなりませんが電話をかけ続けることしかありません。繋がるまで何度もかけ続け、返事があるまで繰り返し連絡するしかありません。
間違っても待ち続けていては放置される時期になりますので、電話が繋がらなくてもかけ続けましょう。
ここで注意ですがメールでのやり取りは絶対ダメです。繁忙期にはメールなどは放置される可能性が高いと言えます。
必ずアナログの通信手段ですが「電話」をかけ続けましょう。
自分からガンガン連絡をしましょう
繁忙期はスグに見積もり!
3月・4月などの引越し繁忙期の見積もりはスグに依頼しましょう。
あとでも大丈夫と思っていると、大変なことになります。
ギリギリでは引越し業者が見つからないかもしれないからねw
オススメの引越し見積もり比較はこちらの記事を参考にどうぞ。
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