引越しの時に困る代表的なことに破損があります。
荷物を壊されては困るのですが引越し業者による破損は後を絶ちません。これほど破損が多いにも関わらず私たちが防止できることは無いのでしょうか?
衣類の破損を防ぐには自分で箱詰めすること
「箱詰め」とは当たり前すぎることだと思うでしょうが実は箱詰めする必要なものは以外と多いのです。
特に甘くみてしまう代表的なものは「衣類」といえます。引越し業者から「ハンガーボックス」を当日レンタルして貰えると聞き安心している人が多いのですが実はこの「ハンガーボックス」がくせ者です。
引越し業者が用意する専用の衣類用ボックスであるため安心すると思いますが、レンタルのハンガーボックスほど信頼できない物はありません。
「ええ?」となると思いますが実のところレンタルされるハンガーボックスほど厄介なものはありません。
ハンガーボックスのレンタルが問題であると考えづらい理由としては「衣類は壊れない」という考えにあります。
衣類は食器などと違い割れることがありません、その割れないという思い込みが衣類の破損(汚損)になる原因の一因とも言えます。
衣類が汚損する原因
引越し業者の提供するレンタルの「ハンガーボックス」を使うことにより汚損がおきます。この事は非常に多い問題でありクレームが絶えません。
なぜ汚損が起きるのかを考えると以外と簡単なことであるのです。その要因で一番多い理由としては「作業員による汚損」があります。
引越しの作業員は体力的に激しい運動をしているのと同じと言えます。当然ですが体力的に激しいといえば必ず「汗」がでることになります。
「汗」は簡単に衣類に付着するので梱包されていない状態の衣類はすぐに汚れてしまうのです。引越しの作業員がいくら気をつけて作業しても汗を止めることは出来ません。
作業員の運動量を見れば理解できると思いますが、引越し経験が少ない方はまさか引越し作業員によって「衣類」が汚されることなど当日まで想像もしていないことでしょう。
スポーツを想像して頂ければイメージができると思いますが、一度汗が出だすと自分の意思で止めることはできません。
引越し作業とは軽度のスポーツよりも激しい運動量があるため冬場でもそれなりの汗が出るのです。暖かい時期は終始汗が止まらないので、引越し業者に衣類を触らせることは直接「汚損」の原因になると考える必要があります。
汚損の防止策
当日にハンガーボックスへ衣類を入れ替える作業は必ず自分ですることが重要です。
汚損を防ぐ方法は作業員に衣類を触らせないことしか防止策は無いと思ってください。引越し作業員が衣類を触れば必ず汗が付くので注意が必要です。
わたしもハンガーボックスに衣類を入れるときの注意点として教わった経験は「直接衣類に触れるな」「触れていいのはハンガー部分のみ」というトンデモない常識のものでした。
この内容を要約するのであれば「衣類に汗が付くのはダメ、ハンガー部分ならOK」という事です、とても怖いですね。
ハンガーボックス自体が汚れている場合がある
もうひとつ大きな問題としては「ハンガーボックス」自体が汚れているという事です。
の事に関しても「なぜ?」と思われるのではないでしょうか。そのなぜ?という事ですがハンガーボックスは基本的に清掃しません。
ハンガーボックスは基本的にトラックに車載されているために毎日使われます。毎日使うものを清掃するような時間的余裕は引越し業者にはありません。そのためにハンガーボックスは毎日使い回しされるという事です。
もうひとつ決定的にハンガーボックスが汚れる要因として他の使い方をする為と言えます。
他の使い方とはどの様なことか想像できないのは当たり前です、引越し業者ならではの使い方のため一般の常識から考えてびっくりする内容といえます。
ハンガーボックスのもうひとつの使い方
驚くことに「ハンガーボックス」の中に衣類以外の物を入れます。
どの様な物を入れるかといいますと梱包されていない小物を入れるのです。運搬する時にダンボールへ箱詰めされていない物はとても邪魔な存在となります。
そのために運搬しやすくトラックに積み込み易くするために使うのがハンガーボックスという事になるのです。
引越し会社としてはこの様な「ハンガーボックス」の使用方法は認めてはいませんが、現場作業をする作業員はこの様なひどい方法をよく使うといえるのです。
時間的に余裕が無いために編み出した秘策ともいえます。
どの様な物をハンガーボックスの中に入れて運ぶのでしょうか?
まずはダンボールに箱詰めできないDVDプレイヤーやゲーム機などを入れる事があります。
キッチンにある物では炊飯器やポット、トースターやホットプレートなどがあります。電気スタンドを入れたりする事もあります。
ひどい時にはゴミ箱や玄関にある箱詰めされていない様々なものを入れる事もあるので、非常に非衛生的で汚いのが「ハンガーボックス」と言えるのです。
その事実を考えて「ハンガーボックス」に入れる衣類は多少汚れても大丈夫なものにしましょう。
明るい色のものや作りが繊細な衣類はあらかじめダンボールに箱詰めする方が賢明と言えます。
自己防衛のために「ハンガーボックス」を購入するのもあり
もし箱に折りたたんで入れたくない大切な衣類があれば、事前に「ハンガーボックス」を購入することも良いかもしれません。
それであれば新品のハンガーボックスですから、汚れを考えなくても大丈夫です。
とにかく引越しは自己防衛を考えなくていけません。
作業スタッフは基本的に1人しか社員はいない事が普通です。その他はすべてアルバイトであると考えれば、今説明した内容を理解できるのではないでしょうか。
仮に3人作業員がくれば2人はアルバイトである事が一般的です。質の良いアルバイトもたくさんいますが、短期間しか勤めないアルバイトやその日限りの派遣もいます。
はたして衣類に汗を付けない気遣いが出来るのかは、難しい判断といえるでしょう。
「ハンガーボックス」についての参考記事
「ハンガーボックス」とはどの様なものか?
メリット・デメリットと注意点を紹介していますので、参考にどうぞ。
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