引越しの見積りで「法人紹介」は安くなるのか？

By: Kevin Dooley

引越しの見積りで現在でも主流の流れは賃貸仲介業者や新築物件などの不動産業者からの紹介が多いと言えます。いわゆる「法人紹介」というものになります。

しかしインターネットの「比較サイト」がある現在「法人紹介」はお値打ちになるのでしょうか？

法人紹介は高低差がある

賃貸仲介業者や新築物件などの不動産業者からの「法人紹介」はある程度の割引は常に引き出すことができます。

ただし引越し業者との取り決めとして10%程度の割引を入れる提携内容が通常であり、上限でも30%の割引で収まります。

引越し業者としてはこの提携内容以上の割引を付与する必要は基本的にありません、ただし割引を増やしていかないと他社に勝てない為、ある程度は割引を出します。

法人紹介は提携業者が決まっている

法人紹介は少ない場合1社で独占的に契約をしています、つまり紹介する引越し業者が1社の為に金額として底値にはならないと言えます。

提示がある金額は「底値に見える」金額であって本当に底値ではありません。ただし1社独占の提携は数千万円以上の新築戸建ての不動産販売という場合が多いと言えます。その特性から厳選して引越し業者を選出し提携をするのです。

その為に引越し代金を安くするという考えは薄いと言えるでしょう。目的として金額面よりもしっかりした安心出来る引越しを行うことが求められている為に最安値路線ではないのです。

同じ法人紹介でも賃貸仲介業者に関しては3社から5社の提携引越し会社があります。賃貸の場合は数千万円という特殊な取引ではありませんので3社程度の紹介をすることが一般的です。

新築戸建販売業者はなぜ紹介が1社なのか？

賃貸仲介業者は顧客と深い付き合いは基本ありませんが、新築戸建販売業者は数千万円以上の購入者と長い期間に渡ってやり取りが発生します。

数千万円の新築戸建に引越しを無事完了することも重要な顧客との取引の一つとなります。つまり引越し業者とも連携を強める必要があり、尚且つ引越し業者の不備に関しても関係ないと済まされないのです。

その為に1社の引越し会社とだけ提携という場合もあるのです。そして引越し業者としても引越しを無事に完了することを最優先するために値引きは渋くなる傾向が強いと言えます。

ただし数社の引越し業者を紹介する不動産販売業者があることも事実です、その際は賃貸仲介業者の時とと同じ考え方となりますので特に注意する必要は無いでしょう。

賃貸仲介業者は引越し業社を紹介だけするというスタンス

賃貸仲介業者は引越し業者との連携は基本的にありません、あくまでも顧客に引越し業者を紹介するという立場を取っているのです。

その為に引越し業者に関しての不備は責任を負う事が無いために1社紹介ではなく複数社の紹介をするのです。

責任の所在は顧客にあると言うことです、複数の引越し業者を紹介した中で顧客が選んだ引越し業者でトラブルが発生しても自己責任というわけです。当たり前の事ですがあとのやり取りは顧客自身と引越し業者で行う事になります。

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大きな値引きを引き出すには「比較サイト」を活用する

当然ですが自由競争の原理から考えると賃貸仲介業者の方が値引きを引き出しやすいと言えます。ただし状況次第となりますので一概には言えません。

どちらにしても「法人紹介」は基本的に大手の引越し会社で占められています。その弊害は値崩れを起こしにくいと言えるのです。

賢く値引きを引き出すには「比較サイト」の活用は必須といえるでしょう。特に不動産販売業者から紹介が1社しかない場合は注意が必要です。

その紹介された1社は他の引越し業者と競合しないために値引きが想像以上に厳しい場合が多く見られます。その為「比較サイト」から他社の見積りを取ることで本命である「法人」から紹介された引越し業者の値引きも引き出すことが出来るのです。

最安値までは行かないかもしれませんが値引きと好条件を引き出すことが出来れば「比較サイト」の利用は十分に意味があると言えるでしょう。

賢く引越し業者の選定をするのであれば「比較サイト」は現在において必要なアイテムのひとつであることは間違いのない事実です。

大手引越し業者が中心の法人紹介の中で「比較サイト」によって中堅の引越し業者を参入させる事は大いに意義のある事となります。

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