大手引越し業者にて一時期とても流行った?!くつ下履き替えのサービスは意味があるのでしょうか?実際にあった声を元に考えてみます。
しかし平成30年の現在、くつ下履き替えサービスは下火となり、目立ったところでは「アート引越センター」だけが継続している状況です。
引越し業者のおこなう靴下履き替えサービスとは?
よく聞くサービスに靴下の履き替えがありますが、実際はどの様なものなのでしょうか?
あまりなじみの無いサービスなので実態を考えてみます。
「くつ下履き替えサービス」の意味
旧居のホコリを新居に持ち込まないと言う意味合いから始まったサービスです。
作業の際に靴下にホコリがついてしまい、その状態で新居に入るとせっかく綺麗な状態なのにいきなり汚してしまうことになります。
そんなホコリを持ち込まないために始まったサービスです。
ホコリの発生は止められない
どれだけ掃除をマメにしている家庭でもホコリをゼロには出来ません。
引越しの時にはそれまで住んでいた住居の家具を含め、全てのものを運び出します。その際には日ごろ動かす事の出来ないタンスなどの大型な物があります。
日々きれいに掃除をする家庭でも、家具の下は掃除ができません。当然ホコリも絶対的に存在するのです。
良いサービスだが現在はあまり見かけない
以前は大手各社が競い合うように「靴下履き替えのサービス」を謳っていましたが、現在は見かけなくなりました。
その中でも現状でしっかりとサービスを行っているのは一部の引越し業者のみです。
全ては分かりませんが「アート引越しセンター」は靴下履き替えサービスを告知して継続しています。
他の大手引越し会社はすべて止めてしまったので、アート引越センターには続けて欲しいですね。
アート引越しセンター「クリーンソックスサービス」
参考 アート引越センター
靴下履き替えしない弊害
旧居で作業した後の靴下はとても汚いです。
いえいえ私の家はは綺麗ですよ!と言いたい気持ちは分かりますが、引越しの際は必ず家具の下に有るホコリなどを踏んでしまいます。
この靴下が汚れる事は絶対に回避できないのです。
フローリングは拭けば綺麗になるけど
もし靴下の汚れで新居のフローリングを汚しても、後で拭けば綺麗にはなると思いますが、実際には気分が良い物ではありません。
畳やカーペットについてはシミになってしまう可能性がありますので、細心の注意を払いたいところです。
実際に私も引越し屋に勤める前に引越しをした際、家じゅうに引越し業者の汚い足跡が付いた覚えがあります。
それも新築の畳も真っ黒にされました。
もう怒り爆発です。
だから「畳の部屋には何か敷いてください」というお客さんはたまにいたよ
メモ
大手引越し業者は作業する部屋に「キルティング(アテパッド あて布団とも言う)」という敷物で床を保護します。
しかしトラックに積んである数には限りがあるので、和室用には自分で購入しておくと良いでしょう。
当然の配慮の靴下履き替え
引越し業者に「くつ下履き替えサービス」が広まった時は素晴らしいと感心しました。
良いサービスだな、お客さんの事を考えたサービスの中で一番良いものだなと思ったものです。
現状の「くつ下履き替えサービス」はひどい状況
現在は靴下履き替えサービスを大々的に謳っている会社は、ごくわずかになってしまいました。
非常に残念なことです。
なぜサービスは無くなったのか?
私も経営側ではないので事実は分かりませんが、一つの要素にクレームが多い事が挙げられるでしょう。
会社や紹介を頂いた不動産業者などに入るクレームの多くに「靴下履き替えサービス」を約束しておきながら、実際には履き替えていないというクレームが入るのです。
問題はその場の作業員に対して「靴下履き替えてくださいよ!」とは顧客の立場ではなかなか言えないのです。
そうして直接言われない事をいいことに、靴下の履き替えを怠る作業員が続出したのです。
引越し業者としてクレームは困る
お客様を紹介して頂いた不動産業者やインターネット比較業者に、クレームが入ると非常に困ります。
サービスの良さで紹介をして頂いているのに、ウリにしているサービスを行なわないと紹介が出せないと言われる事態になるのです。
言い方が悪いですが、詐欺だと言われてしまいます。
従業員を教育していく事は非常に難しいことです。社員の教育はそこそこ出来ても、大多数を占めるアルバイトに教育して管理することは難しすぎると言えます。
特にたまにしか来ないアルバイトは、履き替え用の靴下を平気で忘れてくる者も多数いました。
引越し業者として出来ない事はやらない
まさに正論です。
従業員の管理が出来ないのですから、管理のしづらい靴下履き替えサービスは約束しない方が良いのです。
企業として評判を上げる為に行ってきたサービスが、逆に評判を落とす事になるのであれば、やらない方がマシです。
現状で「くつ下履き替えサービス」を約束している会社は凄い
個別に名前を出すことは避けたいと思っていましたが、「アート引越しセンター」は素晴らしいと思います。
引越し業界が「靴下履き替えサービス」を避けるなかで、大々的に謳っているのです。
さすがに「引越し会社オリコン顧客満足度ランキング」4年連続NO.1だけあります。
もう他の会社は「アート引越しセンター」には勝てないのではないかと思わせる内容です。
ちなみに私はアート引越しセンターの社員ではありませんので、あしからず…。
顧客を見ていない引越し会社はだめ
ブラック業界と言われる引越し業界ですが、従業員からの搾取しか考えない会社はダメですね。
真にサービスを売ることを考えて立ち直って貰いたいものです。
そのお手本は「アート引越しセンター」にあるのかもしれません。
ぜひ良い意味で競い合ってほしいですね。
自己防衛のためにオススメの資材
引越し業者や電気工事業者が床の保護に使う「キルティング」がオススメ。
新居の畳が汚されないためには、自己防衛するしかありません!