この場合の荷造りとは小物などをダンボールへ詰め込む作業の事になりますが、梱包の状態が悪ければ補償されない場合があります。
ダンボールは振動無しでは運べない
人の手で運ぶこと自体、無振動で運ぶ事は不可能です。
当然ですがそれ以上にトラックの振動は相当なものです、トラックの荷台に人が乗った場合はとても立ったまま移動することは困難なほどの揺れがあります。その様な状態は考えてみれば容易に想像は出来ると思いますので予防対策が必要です。
ダンボールの中が隙間だらけでスカスカの状態は絶対ダメです。
隙間が有れば運搬中の振動により中身が破損するおそれがあります。この様な状態は梱包不十分の為に引越し業者の責任を問う事ができない可能性が高くなります。
引越し業者が運んだのに何故責任がないのか
簡単な事なのです、お客様は運搬に適した状態に梱包する義務があるのです。
人の手で運ぶだけで中身が揺れてしまうような梱包は梱包不十分なのです。トラックで運搬することは事前に分かっている事なのですから、運搬に適する梱包を施す必要があるのです。
言い方を変えて言えば、誰が運んでも壊れる可能性があるという事です、それはお客様自身が運んでも中身が壊れてしまうような梱包状態は、引越し業者として責任を負う事は難しい事になります。
原則としてダンボールを落としたなどで箱に外傷が無い限り、内部の補償はされないと思って頂いた方が良いのです。誰が運んでも壊れる可能性がある梱包状態の物に対して、引越し業者が補償をしていてはきりがありません。
例として梱包状態を考えるなら、家電製品を購入した際の梱包状態を見てみると、誰が運搬しても壊れないような梱包になっていると思います。梱包とはその様な状態を指します。ダンボールに入れただけでは梱包とはいえません。
どんな梱包をする必要があるのか
credit: Steel Wool via FindCC
分かり易い目安として、ダンボールを手に持って振っても大丈夫な状態です。振っても中から物が動くような音がしなければ良い梱包と言えるでしょう。
しっかりと隙間が無いように梱包します。
隙間には緩衝材を使い揺れない様にします。ダンボールの中は蓋の位置までしっかりと詰めるようにします。
せっかく隙間なく詰めていっても上の部分に隙間があれば中身が揺れてしまう可能性があります。
小物が入ったケースをそのままダンボールに入れてしまう事も避けなくてはなりません。
小物ケースは壊れなくても、その中に入っている小物が振動により傷つく可能性がありますので、小物が揺れない様に緩衝材を使いましょう。
詰め過ぎもダメです。
隙間だらけはダメですが逆に詰め過ぎも破損の原因になります。
頑張ってダンボールが膨らむほどに入れる事はしない様に注意してください。何故かと言うとダンボールはトラックの荷台の中で天井まで積み上げます。
積み上げるとなると下の方のダンボールは圧力がかなり掛かります。
普通ならダンボールに圧力が分散されるのですが、ダンボールが膨らむ状態では圧力が中の物に掛かり壊れるおそれがあります。
何事もほどほどが肝心です。
まとめ
梱包はダンボールを振っても中身が揺れない様に緩衝材を使いましょう。特に緩衝材はミラーマットを使うことが効果的なのでおススメします。
ミラーマットについては【ミラーマットが最強!】引越しの梱包に適した緩衝材は何があるの?を参考にして下さい。
箱へ荷造りは詰め過ぎてもダメです、そして少なすぎてもだめです。ちょうど良い量を考えて梱包しましょう。
オススメの梱包資材
最強の梱包資材「ミラーマット」の活用はこちらの記事からどうぞ。
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【ミラーマットが最強!】引越しの梱包に適した緩衝材は何があるの?
credit: pasukaru76 via FindCC ダンボールへの荷造りの際に困ることが、どう梱包すれば良いのかと言うことだと思います。 引越しの経験が少ないと、どの様に梱包すれば良いのか分か ...