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引越しの時に使う「ハンガーボックス」は各引越し会社の売りの商品でもあります。
しかし本当に有効な物なのかを考えてみたいと思います。
引越しのときに使うハンガーボックスって何？
引越しのサービスのひとつで、その中でも大変便利なサービスが「ハンガーボックス」です。
通常衣類はダンボールへ箱詰めする必要があり、当然引越し前には全ての衣類をダンボールへ詰めておく必要があります。
しかしスーツなどはシワにならない為にハンガーに掛けてあるので、ダンボールに詰めてしまうとシワの原因となります。
そこでハンガーに掛けたまま運ぶ事が可能なボックスが「ハンガーボックス」です。
そのまま運ぶ事が出来れば利便性が高いために、各引越し会社は使用している所が多いのです。特に大手の引越し会社で使っていないところは無いと思うほどメジャーな物になります。
大きさ的にはスーツをハンガーに掛けたまま入れる事ができるサイズになります。引越し当日までそのままハンガーに掛けたままで、何もする必要がない為大変便利なサービスになります。
実際の「ハンガーボックス」を参考に見て下さい
デメリットを考える
ハンガーボックスの幅は50センチほどになります。
正直ハンガーボックスの中にはそれほど多くの衣類は入りません。ハンガーで保管している衣類が多い方は間違いなく足りなくなります。
実際にトラックに積んでいるハンガーボックスには限りがあり、衣類が多い方には対応していません。
引越し当日にハンガーボックスが足りない場合に起こるトラブルとしては、まず考えられる事としてハンガーボックスに入りきらない衣類は、ビニールなどに包んで運びます。
引越しに来た作業員の立場としてはどうしようもない事です。ハンガーボックスが足りなくても運搬しなくてはならない為、その場で簡易に運搬出来る様にビニール袋に入れたりするのです。
他にもデメリットがあります。引越しの作業員は少しでも多くハンガーボックスに衣類を入れる為にむりやり詰め込む事をします。詰め込まなくてはすぐにハンガーボックスは一杯になるからです。
衣類を詰め込んで入れる事により衣類にシワが出来る
シワが出来ない為にハンガーボックスを使うはずが逆にシワになると言えます。
まさに本末転倒です、当然のことですがビニール袋に入れた物もシワになる可能性が高くなります。
もう一つのデメリットとして衣類の汚れです。
衣類に汚れが出来る原因として考えられる事が、引越し作業員によるハンガーボックスへの詰め込みです。
引越し作業員は色々な物を運んでいる為に埃や汚れが付いてしまっています。あとは引越しは重労働の為に汗も半端ではないくらい出ます。
夏場は滝の様な汗が出る事は理解できると思いますが、冬場でも相当な汗が出ます。
埃と汗が衣類に付く可能性がある
せっかく便利と思っていた「ハンガーボックス」のサービスですが、衣類が多いために入りきらずビニール袋で運びシワになる。
そしてハンガーボックスに入った物も、無理やり多くの衣類を入れる為にシワになり、埃や汗が付着する可能性もあるのです。
見積もり時間が足りないために起こる営業時のミス
引越しの見積りは平均して1時間程で荷物の確認をして、プランの提案そして料金提示から契約を頂く為のクロージングまで行います。
つまり時間的余裕がないために、ハンガーボックスの事まで気が回らない事が現実です。
他に考えなくてはいけない事が多くあり金額競争も激化している中、契約を取る事がまず最優先となる事が営業マンには求められているのです。
この引越しの見積りの時間に関しては、引越しの見積もり時間はどれくらい？の記事を参考にして頂きたいのですが、見積りに時間を掛けれない現実問題があります。
営業に時間を掛けられない為、要所要所で不備が起こります。
最終的には自分自身で自己防衛を考えるしかない事が多くあるのが引越しと言えます。引越し屋の私自身が言うのは問題だと思いますが、引越し業界全体の問題点だと思います。
改善するには、この多くの業者を短時間で比較させる方法を止めなくては難しいでしょう。
参考記事
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防衛策はどうすれば良いのか
まずハンガーボックスは本当に必要な物だけに使う様にすること。基本的には全てダンボールへ箱詰めをするのがベストです。
引越しの多い転勤族と呼ばれるひとは、ハンガーボックスを頼らず衣類のほとんどをダンボールに詰めます。
ハンガーボックスに頼り切る弊害を良く分かっているようですね。
「ハンガーボックス」へ詰め込む作業は自分自身でする
自分自身でハンガーボックスに衣類を詰め込むことで、シワの防止と汚れの付着を防止できます。
本来なら引越しの作業員もお客様自身で入れて頂きたいのですが、なかなか「お客様ハンガーボックスに衣類を入れて下さい」とは言えません。
この様なアドバイスは本来、引越しの見積り時に営業マンが説明をすることだと思いますが、しっかりと説明できている営業マンを見たことがありません。
この事は原因を語ったところでと思いますが、「いくらになるの？」と聞かれる事と、「いくらなら決めて貰えますか？」と聞く金額のみのやり取りが大半になっている事が弊害になっているのではないかと思います。
大変だとは思いますが、そうそう楽が出来る無料サービスなどは無いと思った方が早いのです。
なんでだと突っかかっても時間の無駄です、楽をするには荷造りを引越し業者にしてもらうコースを、お金を払って選択するしかありません。
ハンガーボックスはあくまで無料サービスであり、他社との比較でなくてはならない為に設けているに過ぎません。
「ハンガーボックス」はそんなに万能なサービスでは無いと言うことです。
掃除や消毒もしないのでハッキリ言って汚いかな
まとめ
ハンガーボックスの利用は必要最低限がベスト。
ハンガーボックスへの出し入れはご自身ですることが、事故を防ぐ一番の方法となりますので、考えてみては如何でしょうか。
本当に大切な衣類であれば、衛生的に良くない使い回しのハンガーボックスを利用するよりも、自分自身でハンガーボックスを用意するのも良いでしょう。
自分でハンガーボックスを購入しておくことを、最大限にオススメします。
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