最近の洗濯機は大型化していて引越しの運搬時はかなり大変です。
特にドラム式洗濯機に関しては想像以上に重量がある点と、サイズ的に従来のものより確実に大きくなっていることも注意が必要です。
大型の洗濯機は引越しの時に注意が必要
むかしは洗濯機はそれほど大型の物も無く、運搬は簡単に出来ました。しかし最近の物は大型化して運搬自体が非常に大変であり、搬入の際にかなりの苦労をします。
特にドラム式洗濯機の重量は平均して80kg前後の物が多く気軽には持ち上がりません。80kgといえば同じ重量のものでいえばスリムタイプの5D冷蔵庫と同じくらいの重量になります。
冷蔵庫との比較を考えても、ドラム式洗濯機がいかに重量があるか分かると思います。
ドラム式は運搬方法が特殊
大型な乾燥機能付きのドラム式洗濯機は、重量とサイズが大きくなっていること自体が大変なことなのですが、運搬時に他の家電製品とは決定的に違う注意点があります。
運搬時の注意
まず運搬時ですが、必ず洗濯槽のドラム部分を固定する金具が必要となります。
購入時に付属していた物になりますので確認をしておいて下さい。このドラムの固定用金具が無い場合は故障に関しては一切保障されません。
メーカーが運搬時には必要であるといって付属させている物になりますので、もし紛失していた場合は引越し日までにメーカーより取り寄せておく必要があります。
引越し当日に固定用金具が無い場合は、運搬を拒絶される場合も有るかもしれません。運搬する場合は補償できないと告げられることになり、その旨を一筆書かなくてはならない場合もあります。
それほどに危険な運搬が固定用の金具が無い状態なのです。
安易に考えていると大変なことになる
安易に考えていると本当にドラム部分が正常に動かなくなる事例が報告されていますので、くれぐれも注意して下さい。
ドラムが正常に動かないと洗濯機が異常な動きになります。それこそアニメのように左右にグラグラ揺れる事になりますので大変です。
そして修理代金は数万円かかってきますので、金具は必ず用意する様にして下さい。
ただし引越し直前に確認をして金具が見つからない場合はすぐに取り寄せ出来ませんので、早めに固定用の金具の有無だけは確認するようにしてください。
固定用金具の取り外しにも注意
引越し業者が新居に搬入した際には固定用の金具を外したかを必ず確認しましょう。
普通に考えて金具を外してあるはずと思いますが、引越し作業はいろいろな物を分解して組み立てる事があります。
金具の取り外しを忘れたという報告は時折入ります。本来は取り外しを忘れる事はあってはならないのですが、取り付け金具はドラム式洗濯機の背面になりますので見落としやすいのです。
必ず防衛として引越し業者から金具を受け取るまでを忘れずに行いましょう。
取り付けは専門の工事業者がします
洗濯機の取り付けは基本的に専門の工事業者が来て取り付けをします。
引越し作業員では取り付けをしません。しかし未だに引越し作業員が取り付けている会社があることは事実なのです。
電気工事の資格や経験がある引越し作業員なら問題はないのですが、普通はその様な者がいる会社は少数になると思いますので注意が必要です。
特に無料サービスで設置しますという場合が一番注意して下さい。その作業は補償がないサービス作業である事がありますので確認しておく必要があります。
サービス作業とは
各社サービスの概念が違いますので注意して頂きたいのですが、サービスとなりますので補償が付かないことが多いのです。
通常は有料になるところを無料で実施するのですから、その場での不具合がなければ、それ以後の補償は付かない場合があります。
考え方としてお客様がされる事をサービスで代行するという事なので、言うなれば、極端に言えばですが「お客様がされる事を一緒にお手伝いしますよ」と言うことなのです。
洗濯機の取り付けに重要な、水道の蛇口と連結する部分のパッキンを交換する必要があります。パッキンを交換しないと水漏れの原因となりますので、電気工事業者は必ず交換します。
しかしサービス作業である引越し作業員が行う取り付けは、変形して固まってしまったパッキンを使いまわしするので、隙間ができ水漏れが起こります。
よく作業後にお客様から連絡が来たんですよね「水漏れしている」と(泣)
ただし、全てがそうとは限らないので必ず引越し業者に確認をする様にして下さい。
補償の付く優良なサービスを提供している引越し会社も有るかもしれません。
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まとめ
とにかく早めにドラム式洗濯機の固定金具の有無を確認すること。なければ大至急注文する様にして下さい。
取り付けは補償が有るのか無いのかは重要な事になります。遠慮せずに確認する事をすすめます。
基本的には見積もり時にしっかりと確認することを忘れずに行いましょう。特に引越し作業員が取り付けまでする業者は要注意と言えます。
特に洗濯機などの水回りの不備による事故は、フローリングや建物の基礎を壊すことにもなりかねません。しっかりと見積もりの時に全ての業者に対して、誰がドラム式洗濯機を取り付けをするのかを確認をしましょう。
「作業員で行います」という引越し業者は絶対に避けるようにすることが事故防止に一番と言えます。
ドラム洗濯機の取り付けに関して、しっかりと提案のある安心のできる引越し業者を選ぶには、数社の見積もりは絶対に行うようにしましょう。