新築への引越しは人生の一大イベントです、しっかりと準備する必要があります。
新築への引越しの注意点は色々ありますが、ここでは代表的な事を見て行きます。
引越しに重要な「お日柄」について
とにかく一番気になる事は間違いなく「お日柄」になると思います。
お日柄については一般的に「大安」が良い日とされていますが、「大安」とは別の暦の見方もありますので考えても良いと思います。
「十二直」「二十八宿」が代表的なものがあり、それぞれに良い日があります。
例えば「十二直」で言えば「満(みつ)」という日は「万象万物ことごとく満湓される良日とされ、建築、移転をはじめ結婚、祝いごと、種まき、土動かしすべて吉」という最良の日もあります。
当然ですが「大安日」とは日付は違いますので、一考しては如何でしょうか。
「ズバリ!お日柄とは何ですか?(六曜・十二直・二十八宿) 」を参考にして頂ければ詳しく見る事ができます。
新居の傷について
新築への搬入の際ですが当然傷を付けたくはないと思います。
引越し業者も家屋を養生して保護しますが、元々ある傷が有りますので注意をして下さい。せっかくの新築ですが傷はゼロではありません。
事前に傷については「新築の家でも引越し前から「小さな傷」はたくさん有るのです 」を参考にして頂いた方がいいと思います。
当然新たな傷がつかないように家屋を保護しながら作業は行われますが、気になる点は引越し業者に伝えておきましょう。
特に最近のデザインに凝った家屋は扉や壁に特殊な素材や塗料を使っている場合があります。通常家屋の保護に使う養生資材を貼り付ける際に使う「養生テープ」を使うと塗装が剥がれてしまうことがあります。
建築の際に特殊な材料・塗料を使った場合は必ず引越し業者に伝える事を忘れないようにしましょう。
・養生テープには引越し準備に便利なグッズは?を参考にして下さい。
行程について
引越し代金の値引きばかりを考えると作業の低下につながります。過度の値引きを求めないようにする事が重要になります。
引越し業界は過度の値引き競争の状態です。
出来上がっている商品ではなく形のない商品性の引越し作業でコストを削減するためにはどうするのかを考える必要があります。
行程は短く簡素化することがコストカットになります。つまりは本来必要なトラックサイズを小さくして無理な行程で行う。
人員を少なくする行程を組む、1日掛かる行程を半日に抑えるなど色々と考える事が出来ます。行程を削減して良いことは引越しに関して言えば何もないと思います。
本当にメリットは金額のみになるのです。
どんな商品でもそうなのですが低価格で高い商品性のものを買うことは難しいのです。過度の競争のために引越し業者も踏み込んでいるに過ぎないのです。
特に引越しのコスト削減は作業員に対する負担が大きくなる為に無理が生じる可能性が高いのです。無理が生じれば「人」が作業しているため質の低下は著しい事になる事でしょう。
本当に大切な引越しであるのなら一番の希望は質であると見積もりに来た営業マンに伝え、その中でどこまで頑張ってお値打ちに出来るかを考えて貰う方がいいと思います。
新築の引越しに求める事を明確に伝えなくては料金競争が最優先になる事は目に見えています。
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荷物の搬入については細心の注意が必要
新築への搬入作業は通常の引越し作業よりも大変気を使います。
数千万円の物である新築の物件は特に注意が必要となります。基本的には傷がまだ無い家屋のために保護を目的にしている「養生」作業は念入りに行います。
家の中の「養生」作業が完了するためには相当な時間がかかります。しかし「養生」に割く時間が取れないような行程も実際のところ見かけることは事実なのです。
営業の際には競争の為に時間的な猶予を一切考えない場合があります、その為に引越しされる方はしっかりと対策を考えなくてはなりません。
対策とは
事前に引越し業者に「養生」をしっかりとお願いしておくだけでも対応が違ってくる場合もあります。現場作業員に対しての伝達事項に「養生注意」となりますので効果的です。
当日の作業の際には「新居の養生はお願いね」だけでも効果的なのです。その一言だけで引越し作業員は「傷に関して厳しいお客さん」という認識になります。
いやなやり方かもしれませんが引越し業者にとって厳しい人と思えばそれなりの対応になるのが心理です。
引越し作業員に厳しく接しろと言う訳ではなく、ひとこと笑顔で「新居の養生はお願いね」で効果バツグンなのです。
まとめ
新築は「お日柄」と「傷」に関してが一番の考える事ではないでしょうか。
その為にはしっかりと引越し業者と打ち合わせをして、こちらの一番の要望を伝える必要があります。
要望を伝えることなく、すべてを完璧にこなしてくれる引越し業者などはありません。後悔の残らないように必ず要望は伝えるようにしましょう。
あとフローリングについてはしっかりとコーテイングすることをオススメします。
フローリングに使われている材質が良くないものである場合は、スグに傷が付いてしまいます。それこそ引越しの時には無数の傷が付くこともあるので注意したいところです。
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