引越しの際に運搬が困難である物の代表と言えばピアノです。
ピアノに関しては、基本的に引越し作業員では運搬することはできません。
それほど大変なピアノはどうやって運搬するのでしょうか。
ピアノの移動はどうするのか?
ピアノに関しては仏壇と同様に引越し業者で運ぶ事が困難になります。その為に各引越し会社は提携のピアノ専門業者に委託します。
提携により通常よりお値打ちに提供できるので相談すると良いでしょう。
ピアノの重量
アップライトピアノ(縦型のピアノ)で約210kg~275kg
グランドピアノで約255kg~410kg
参考 YAMAHA
上記のようにかなりの重量となりますので、他の引越しの荷物と同様に運ぶことは困難となります。
引越し作業員でピアノを運搬する事はほぼ無いと見て間違いないと思います。まず持ち上げるだけでも普通には無理です、専門の業者は専用のベルトで吊り上げながら担いで移動させます。
そして通路や階段を通すことが難しい場合にはユニックを使って移動させる事が多く発生するのです。
その為にピアノ業者の運搬用トラックはクレーン付きの車両が多く、引越し業者のトラックとは異なる装備が必要となります。
ユニックとは
クレーンを搭載した型のトラックの事を「トラッククレーン」という正式名称がありますが、業界最大手の古河ユニック株式会社が生産している「トラッククレーン」の会社名を取って「ユニック」と呼ばれることが多いようです。
運搬の依頼は必ず専門業者で
一般的な引越し業者ではピアノを運ぶ事はないと思いますが、ピアノ運搬と引越しを兼ねている引越し業者もありますので一概には言えません。
ピアノの知識と装備があれば問題無いと思いますが、ユニックの様な装備が無ければ大変危険です。見積もり時にはしっかりと確認しておきましょう。
ピアノに関して「その他」サービス
ピアノに関しても運搬だけではなく付帯サービスも多くあります。
調律
ピアノとセットと言ってもいいでしょう。新居に移動してからピアノを使用する予定があるのなら必ず調律を依頼するようにしましょう。
引越し業者によってはピアノの運搬と調律をセットにしたプランもありますので、担当営業マンに聞いてみると良いと思います。
保管
建替えの引越しの場合には数ヵ月後にまた元の家に戻るために仮住まいにはピアノを搬入せず、ピアノ業者に保管を依頼することが出来ます。
クリーニング
引越しの時がピアノのクリーニングをするタイミングとしてはベストではないでしょうか?費用的にはそれなりには掛かりますが、見違えるほど綺麗になります。
引越しを機会に考えても良いかもしれません。
インシュレーター
床の傷防止や転倒防止と必要になってくることがあります。
インシュレーターはあまり悪いものを使うと弊害があるようなので良く考えて購入しましょう。
ピアノ業者の話では、お客様がご自身で用意されるインシュレーターは質が悪い物が多く見受けられるので、最低限良いと思うものを説明させて貰う場合があるそうです。
インシュレーターを自分で先に購入する前にピアノ業者に相談しても良いかと思います。
まずは引越し業者の営業マンに相談してみることが大切です。
まとめ
ピアノに関しては営業マンにそれほどの知識は必要ないのです。ひとつ言えることは真摯に対応してくれる営業マンの方が任せて安心であり信頼がおけるのではないかという事です。
知識があっても対応の悪い営業マンもいますので良く見極めましょう。