引越し会社のサービスで、食器を専用のボックスに入れる物があるのですが普及しないのは何故でしょうか?
テレビCMでも代々的に宣伝されていますが、採用している引越し会社は僅かしかないのが現状です。
食器の梱包は大変
食器の梱包は引越しの中でも一番頭を悩ませるものです、食器用専用ボックスは画期的な商品ですがその是非を考えていきます。
梱包自体が大変であることは当然なのですが梱包用資材の調達に苦労をすると思います。
一般的に食器用の梱包資材と言えば「新聞紙」が代表的な物に挙げられますが、あまり使い勝手が良いとはいえません。
専用の梱包資材は有料販売
便利な専用の梱包資材も販売はされていますが、当然無料ではなく購入する必要があります。
各引越し会社で扱っている梱包資材も色々あり良い物もあれば、これはどうかと思う物もあることが事実です。
資材購入は自分自身で用意する事も考えなくてはなりません。
食器用にお薦めは「ミラーマット」になりますので参考にしてはいかがでしょうか。
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食器用専用ボックスのメリット・デメリット
引越し業界の中で比較的良い評判を聞く食器用専用ボックスですが、何にでも完璧はない事は当たり前であり常に批判を受けることはあると思います。
ただし経費が掛かる事をあえて取り入れる事は、引越し業界としては評価の出来ることであると思います。
食器用専用ボックスの無い引越し業者からすると、その好評判を覆すほどの材料が無いほどの脅威であることも事実であるのです。
しかし、メリットが多く宣伝される一方で、大きなデメリットも存在します。
メリット
- 無駄な梱包資材が必要ない
- 簡単に食器梱包ができる
- 引越し後に梱包資材がゴミにならない
- 食器の破損予防に効果的
デメリット
- あまり早めには貸して貰えない
- 引越し後すぐに返却する必要がある
- レンタルの数に限りがある
- 衛生的にどうか
各引越し業者が同様のサービスが出来ない理由
一番には経費につきます。
費用対効果を考えた時に、収益化できる事は中小の引越し業者では難しい為、静観していることが各引越し業者の共通の事であると思います。
引越し業界は競争が激化しており値引きの応酬となっている現状です。
過剰な値引きをしなくては他社に勝つことが出来ない、そんな業界の構造がサービスの低下に陥っています。
その結果、引越し代金の値引きでしか顧客を獲得できないという、営業スタイルが確立されているのです。
その状態でサービスに投資できるのは「大手」しか無理な状況であり、その状況の中で勝ち上がっている引越し業者のサービスの最もたる物が「食器用専用ボックス」というわけです。
良いサービスであるが気になるポイント
「衛生面」に関して気にする方はこのサービスは使わないと思います。
ゴミが出ないことが、エコであり使いまわすことが出来るのを「リユース」という表現で良いイメージがされていますが、汚れや埃、カビ対策はあるのでしょうか?
個人的な見解ですが食器の梱包は、衛生的に考えれば新品の資材を使えば問題はクリアすると思います。
使いまわしの資材を使うということは、引越し後に食器をすべて洗い直すのか気になるところです。
気にされない方に取っては全くどうでも良いことですが、小さな子供やアレルギー持ちにとって気になります。
以前にこのボックスを使った別の人の生活環境が、どんなものであるのかを考えると、少し怖いと感じるには私だけではないと思います。
引越し後すぐに返却を要する
引越し後は色々と忙しいと思います。
食器は引越し後すぐに使うために、それほで影響のない方も多数いると思いますが、すぐに返却をする事にストレスを感じる場合もあります。
せっかくの便利なサービスを利用しても、かえってストレスになれば意味がありません。
直ぐに食器を戻す事が出来ない環境であるのなら、始めからダンボールに梱包する方が賢い選択になるのです。
まとめ
サービスとしては画期的な「食器用専用ボックス」ですがレンタルの期間と貸出個数をしっかりと確認しましょう。
衛生面が気になる様であればダンボールに梱包する方が良いでしょう。
総合的に考えるのであれば、素晴らしいサービスであることは間違いないですが、気持ち的には少し複雑なものかもしれません。
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参考 アート引越センター