夏の暑い日に引越しは作業員が大変なのは当然ですが、依頼したユーザーも注意しないといけません。
油断していると大変なことになるので、しっかりと対策を考えましょう。
引越しの時には熱中症に注意が必要な理由
夏の熱中症と言えば作業をしている作業員が注意する事だと思いがちですが、実は動いていないはずの依頼者も熱中症の危険があります。
引越し作業中はエアコンが使えない
引越しの際にエアコンは引越し作業をする日程より前もって取り外します。そして取り付けは引越し作業後になる事が一般的なのです。
つまり引越し当日はエアコンの無い状況になる為に厳しい環境となるのです。
常に動く状況
引越し作業は家財の搬入先の確認が必要になります。他の事でも確認事項が多く引越し作業員に呼ばれる事が頻繁に発生します。
エアコンの無い状況では非常に疲労を伴う事になります。本人が意識していなくても体の水分は確実に失われているのです。
部屋の中での温度が高くなれば室内にいても熱中症になります。それこそ高齢者や小さなお子さんは要注意なのです。
熱中症とは
熱中症とは・・・
・高温環境下で、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻するなどして、発症する障害の総称です。汗によって体から水分や塩分(ナトリウムなど)が失われるなどの状態に対して、私たちの体が適切に対処できなければ、筋肉のこむらがえりや失神(いわゆる脳貧血:脳への血流が一時的に滞る現象)を起こします。そして、熱の産生と熱の放散とのバランスが崩れてしまえば、体温が著しく上昇します。このような状態が熱中症です。
簡単に言えば高温環境で汗をかく事により体調不良になることです。
この様な熱中症は室内でも起こるので注意が必要なのです。室外で日の下にいれば起こると言う単純な事ではないのです。
引越しでの熱中症対策
とにかく最優先で考える必要は次の2点です。
- 暑さを避けましょう。
- こまめに水分と塩分を補給しましょう。
1.暑さを避けましょう
エアコンが無い状況では暑さを避ける事は非常に難しい為に、お年寄りや小さなお子さんは引越し作業中は別の涼しい場所に退避した方が安全と言えるでしょう。
扇風機を引越し終了まで使用をするようにして尚且つ、扇風機は所持している物はすべて使う様にします。引越しの為に前もって片付ける事はやめましょう。全台稼働させることです。
新居では一番最初に扇風機を搬入して貰うように当日の責任者に話しをしておく事を忘れない様にします。
扇風機の存在だけでかなりの効果があります。引越し作業は簡単な物でも半日掛かりますので甘く考えないようにしましょう。
2.こまめに水分と塩分を補給しましょう。
引越し当日は水筒やペットボトルで水分を必ず用意しておきます。
水分だけではなく塩分が失われるので「スポーツドリンク」がベストです。最近では塩分を補給できる「タブレット」や「飴」も有りますので是非用意しておくと良いでしょう。
気軽に塩分が補給できるタブレット
まとめ
熱中症対策には扇風機の使用と水分・塩分の補給です。必ず用意する事を忘れない様にしましょう。
補足ですがタオルも用意しておくと良いでしょう。とにかく暑いですから。
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