さて、そろそろ引っ越しシーズンですね。初めて一人暮らしに向けて引っ越しを経験する方もいらっしゃるのではないでしょうか。私自身、単身で引っ越しをすることが多かったので、その経験も踏まえ、引っ越し業者と契約する際、少しでもお得に契約できるコツをお伝えできればと思います。
まず、単身で引越しをする時には、引越し業者の多くは単身者向けのパックを用意しています。そのパックで運べる荷物の量や距離、費用も実に様々です。その為、一社だけの見積りで決めてしまってはいけません。
引越し専門だけでなく、赤帽や宅配業者も含め、幅広く情報を集めていきます。しかし、電話やメールで一つずつ確認するのは大変なので、引越し業者の比較サイトを利用して、一斉に見積り依頼を出すと、とても便利です。
ただ、その比較サイトに登録していない業者はそこからは出てこないので、納得がいかない場合は、他の業者には直接連絡を取ってみる必要もあります。ここで注意したいのは、引越しの見積り依頼を出すのは、自分が引越し先にどれだけ荷物を持っていくのか目途を付けてからにすることです。
荷物は少なければ少ないほど安くなるので、自分で移動して持って歩けるものがあるのなら、それは除いて大物だけを頼むなどするといいと思います。更に、週末や祝日より、平日のほうが料金が下がります。学生さんは春休みを、転属の方はできることなら有給をもらうなどして、平日に引越しができるようにすると、よりお得になります。
運んでもらう荷物と日付の大体の目途が立ち、比較サイトに見積り依頼を出したとします。すると、早速メールで「見積り依頼受け付けました。当社ではいくら位です。詳細は電話でご相談お願いします」といったような連絡が入ります。
早いのはよく広告で見る大手の業者です。メールが来る間隔は、見積りを出した当日から1~2日ほどの間です。中には、電話で直接連絡が来る場合もあります。しかし、焦らないことです。
たとえ電話で連絡が来たとしても「ほかの業者さんからも聞きたいので、少し待ってもらえますか」というと、親切な業者さんは大体1日半ぐらい言ってきた見積りの価格で出せる時間に余裕を取ってくれます。
ここで時間をくれない業者さんは、その時点でサービスがよくないので、候補から外します。そして、いくつかの業者さんから見積りの料金や内容を聞いてみて、絞った後は値段交渉です。
「あちらの業者さんでこの値段だったのですが、こちらでももう少し見てもらえますか」とちょっと話してみて、駄目ですね、というところは候補から外し、残ったところで一番安く、サービスの良いところに決めましょう。
引越しに見積りがとても大切なこと、ご理解いただけたでしょうか。この見積りのやり取りの時点で、その業者の対応の仕方もわかります。見積りの対応の仕方が素晴らしいところは、実際の引越しのサービスも素晴らしいです。
「見積り=引越し業者を見ること」なので、少しでも、料金もサービスも気持ちよく引越しができるように、よくよく検討してみてくださいね。