引越しの時に冷蔵庫の中身はどうしたらいいのでしょうか?
通常は引越しの際に冷蔵庫の中身は、当日までに空にする必要が有りますので注意してください。
そして電源についても注意点があります。
引越しの時には冷蔵庫は空にする必要がある
冷蔵庫の中身は必ず抜く必要が有ります。
冷蔵庫の重量は5Dのスリムなタイプで80kg前後、6Dの大型の物で120kgを超えて来る物もありますので、いくら引越し業者が毎日の作業でなれていると言っても運搬は非常に困難になります。
冷蔵庫は引越し業者が運びたくない物のトップランクに入るほど、運搬する事が困難なものであり引越し業者にとってメインイベントの家財と言っても過言では無いのです。
その状況で中身が入ったままでは、まともに運搬できません。引越し作業員も普通の人間なのです、冷蔵庫の運搬には慣れていると言っても限界がありますので、中身は必ず抜くようにしてください。
冷蔵庫の電源は必ず前日にコンセントを抜く
冷蔵庫は引越しの当日には空になっている必要が有る事は当然ですが、電源も引越しの前日にはコンセントを抜いておく必要があります。
引越し当日にコンセントを抜きいきなり運搬する事はあまり良くないと言われています。コンセントを抜いて霜が溶け終わるまでは約15時間ほどかかる事と、霜が溶けずに残っている場合に運搬途中に水がこぼれる可能性がある為です。
引越し直前にコンセントを抜くことは弊害しかない
せっかくの引越しの時に家屋が水浸しになったり、トラックの中で他の荷物を濡らしてしまう危険性が有りますので、遅くても必ず前日の夜にはコンセントを抜いて電源を切る必要があります。
出来ればコンセントを抜いてから冷蔵庫の扉は開けて風通しが良い状態にしておいた方が、より冷蔵庫の運搬には適した状況になりますので余裕を持ってコンセントを抜いておきましょう。
なぜ冷蔵庫の設置後には時間をおいて電源を入れるのか
引越し時に冷蔵庫の運搬は正常に置いた時と同じ向きのまま運搬する事は難しく、斜めや横向きになる事があるため、圧縮機内のオイルが冷却システムに流れ込む事により故障の原因になる可能性があります。
そのために新居で電源を入れる際には念のために設置した状態で30分から1時間経ってから電源を入れるようにした方が安全であるとメーカーからの回答もあります。
しかし注意しても冷蔵庫の故障は起きます
引越しの際に冷蔵庫の故障はある一定量発生します。
運搬時は内部の故障が出る可能性はある程度の確率で起こるのです。
国税庁による耐用年数では冷蔵庫は6年しかありません
寿命が6年で来るという意味ではないのですが、経年して使用し続ける物の耐用年数はさほど長くはありません。
特に冷蔵庫やエアコンに関しては駆動する部品が有ります。そのままの場所で使っている分には問題なく動いている物が、引越しなどで運搬することに耐えられない事で故障が発生することがあります。
この様な事は補償対象外になります。考え方としては誰が運んでも起こりうる事は運搬者に責任を負わせる事は難しいと言えます。
特に使用年数がある程度経過している物は運搬に耐えられない事が多いのが事実です。
仮に誰が運んでも無事に運べない場合があります。それほど電化製品は丈夫そうに見えて内部は繊細です。
特に日本の家電製品は長持ちします。冷蔵庫でも20年も動いている例もあります。10年ぐらいは普通に使えるイメージがありますが、メーカーとしては耐用年数を越えているのです。ただその場では動き続けているに過ぎない事が多くあるのです。
とにかく安全をみて30分から1時間経ってから電源を入れる
冷蔵庫が壊れる事を前提に考え寿命の事を言っていても始まらないので、とにかく安全性の高くなる方法で運搬をして設置をする事が、出来る事のすべてだと思います。
後悔の無いためにも出来る事をしてみましょう。
新居に設置後はすぐに冷えない
故障かどうかは直ぐには分かりません。
電源を入れてから中が十分に冷えるまでは4~5時間かかります、それまでは正常に動いているのか動いていないのかは分からないのです。
ただ食品の取り扱いは十分注意が必要です。その為ある程度の対策を考えておく必要があります。
食品はどうした方が良いの
冷蔵庫は半日から丸1日使えませんので、食品は前もって無くなる様に調整をしましょう。
もし大型のクーラーボックスがあればある程度は保存も出来ると思いますが、大型のクーラーボックスを持っている方は少数だと思いますのであまり現実的ではありません。
簡易な袋型のクーラーバッグでは少量の物しか入らない為、冷蔵庫全体の物を保存することは難しいと思います。特に冷凍の物は保存状態を維持する事が難しいので、引越し当日までに無くなる様に調整することを薦めます。
食品の運搬は注意
ダンボールの中に食品を入れて運搬する方もいますが、引越しのトラックに他の荷物と一緒に運搬する事は避けるようにして下さい。
食品の水分でダンボールが崩れてしまい荷崩れの原因になる事と、食品の水分による他の荷物への汚損が起きますので必ず運ぶ際は、引越しの荷物とは別にする様にして下さい。
結論
電源は必ず前日には抜いておくこと。
冷蔵庫の食品は引越し当日までに、おいしく頂いてしまいましょう。
冷蔵庫の中身が減らせない方は大型のクーラーボックスを考えても良いかもしれませんね。
たくさん入る大型サイズのクーラーボックス