引越しの時の注意点はいろいろありますが、その中でも厄介と言えるのが付帯サービスであるエアコン工事のクレームといえます。
ほとんどの引越し会社はエアコンなどの電気工事は提携の工事業者に丸投げします。その提携業者のクレームが非常に多く悩まされるのです。
引越し業者は自社で工事を行わない
すべての引越し業者ではありませんが、ほとんどの引越し業者は自社でエアコンなどの電気工事をしません。
基本的に提携している電気工事業者に委託するといえます。その為に電気工事に対する問い合わせや連絡の不備が頻発することになるのです。
引越しについての内容は当然ですが、引越し業者に問い合わせすればその場で即答されるケースがほとんどで、難しい案件に関してだけ折り返しの連絡となります。
しかし電気工事に関することは引越し業者に連絡を入れても「電気工事の方から折り返し連絡します」としかその場では対応してもらえません。
それどころか「折り返し」の連絡を待っていても一向に電話がかかってこない事があまりにも多いのです。
電気工事会社は下請けを多く使っている
引越し業者が提携している電気工事会社は自社だけで工事をする訳ではありません。たくさんの「下請け業者」に工事を分配しているのです。
そのために折り返しの連絡が遅れる事が多いのです。簡単に連絡の順を追いますと次のような感じになります。
客 → 引越し会社 → 電気工事業者 → 下請け → 孫請け(繁忙期に多い)
この様な手順を踏むので連絡は当然のように遅れます。しかし遅れるだけならまだしも連絡の伝達が途中で漏れることも往々にしてあるのです。
その漏れるところは引越し会社で連絡もれが起こる場合もありますが電気工事会社の場合もあります。当然ですが下請け業者が連絡を漏らすこともあります。
この様に電気工事に関しては引越し会社にて一元管理されていないので連絡不備が非常に多いといえます。
同時に不備が多いということはクレームが発生するということです。
下請けの対応に対してクレームが多い
この問題は常に起こっているといえます。下請け業者は厳密に言えば「会社」では無い場合がほとんどです。
個人で電気工事を仕事にしている方も多くいます。その取りまとめが電気工事会社といえるので下請け業者の質や人の部分の差が大きくでます。
とても作業レベルが高く対応が良い下請け業者の方もいますが、その反面とても雑な工事をする下請け業者もいるのです。
特に多いクレームは「態度が悪い」と引越し業者に連絡が入ることがあります。
「態度が悪い」とは挨拶もできない人が来たというものもあれば言葉遣いが悪いというものもあります。この様なクレームが入る下請けに関しては作業も雑な傾向があるので依頼したお客さんはヒートアップしていることが多いと言えます。
嘘のような話ですがこの様なクレームは後を絶たないのです。それだけ電気工事に関しても薄利多売で商売をしている弊害と言えるでしょう。
引越し業者と同じで常に最大で必要な従業員を雇用していては人件費が無駄に掛かり過ぎます。そのため工事の受注が忙しく必要な時だけ下請け業者に発注する流れといえます。
それはつまり「人」の部分の教育などは当然ですがありません。自社のスタッフではないので当然のことです。
引越しは「サービス業」電気工事は「技術職」
引越しを依頼している客としての立場では、サービスの良さを期待して引越し業者と契約を交わしていますが、電気工事業者としてはサービスの部分は無いと言えるでしょう。
純粋に工事を施工する「技術職」であって「サービス業」ではありません。電気工事を施工する下請けの方も当然そのような意識といえます。電気工事をする立場としては「引越し」は関係の無い話しです。
あくまでも電気工事を施工するのが仕事であって、サービスを提供する事が仕事ではないのです。
しかし客の立場としては、引越し会社に電気工事も含めたすべてのことを依頼したのですから、工事もサービスの一貫であるという認識になります。
当然と言えば当然の話しですね、客としては電気工事会社に依頼した訳ではないのですから納得もいかないのが事実です。
対応が悪い場合は業者を変える
折り返しの連絡が毎回来ない、電気工事業者の対応が悪いなどの場合は正直いって対応方法は無いといえるでしょう。
電気工事業者としては「サービス」を売る気は当然ですがありません。
あくまで「技術職」として工事を施工するだけです。態度やサービス面の改善を要求したところで無駄といえます。話し合いにもならないでしょう。
結論をいってしまえば電気工事業者を替えるほかありません。
大手の引越し業者は複数の電気工事業者と提携しています。それは忙しい時期には電気工事業者1社だけの提携では間に合わないからです。
その為にクレームが出た場合には電気工事業者を他の業者と差し替えることが多々あります。改善を要求することは無駄なことが殆どのためです。クレームが出た電気工事業者を他の会社に替える方がよほど早いのです。
その為にあなたがもし電気工事のことで耐え切れないほどの思いをしているのであれば引越し業者に対して「電気工事業者を替えてください」と言いましょう。
ただしそれなりの酷いとみなされる理由がないと対応はしてもらえません。できるだけ苦情の内容はしっかりと説明するようにしましょう。
もし契約した引越し業者の提携する電気工事業者が1社しかない状況であれば電気工事の「担当者」を替えてもらうしか方法は無いといえます。
最終手段は引越し業者ごと他に替える
実際に起こるクレームの中で電気工事業者の対応が悪く、改善の余地もなかった為に引越し会社ごと他に替えたと言うことも少なからずあります。
あまりにも電気工事業者と引越し業者の対応が悪い場合は引越し業者ごと替えるのも解決策といます。
その場合は現在の引越し会社で提携している電気工事会社の名前を必ず聞いておくようにして下さい。
いろいろな引越し会社が同じ電気工事会社と提携しているので、せっかく引越し会社を替えたのにまた同じ電気工事会社になったと言うこともあるからです。
新たな引越し業者に替える場合には提携の「電気工事業者」の会社名をまず聞いてから商談に進むように気をつける必要があります。
エアコンは自分で手配すると確実
エアコンに関しては非常にトラブルが多くあります。
引越し業者の下請けである電気工事会社は、クレームが多く発生するために、もはやマヒしているとも言えます。
私も常に電気工事業者へ対して、工事のクレームや問い合わせをしていました。
それも毎日最低でも数件以上の問い合わせです。本当に連絡が来ないなどのクレームだらけでした。
それならば、電気工事に関しては自分で手配をする方が懸命と言えます。
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