独身の人や単身赴任の場合で引越しと言えば「単身パック」「ワンルーム引越し」が思い浮かぶと思います。
確かに「単身パック」はお値打ちな場合もありますが、かえって割高になるケースも多々あります。本当にお得に引越しするためにはどうすれば良いのかアドバイスをします。
「単身パック」とはどんなサービスなのか
よく聞く「単身パック」とは正確にいえば日本通運の単身向けの引越しサービスの名称となります。ヤマト運輸の単身向けサービスは正式名「単身引越サービス」といいます。
私たちは単身向けサービスをまとめて「単身パック」と呼ぶことが多いと思いますが実は日本通運の商品名ということです。
単身向け引越しサービス
単身引越サービス → ヤマト運輸(ヤマトホームコンビニエンス)
単身パック → 日本通運
単身向けサービスは運送会社の取り扱い
引越し業社のすべてが単身パックのようなサービスをしている訳ではありません。
基本的にヤマト運輸や日本通運などの運送会社は何百個というたくさんの荷物を1台のトラックにまとめて積んで輸送します。
運送会社の「単身向けサービス」はその輸送システムをそのまま引越しにも応用しているものです。つまり大きなトラックに何件分も荷物を積み合わせる(混載)ことで輸送コストを削減する事が可能となり低価格でサービスを提供できるのです。
引越し専業の会社では基本的に1台のトラックで1件の引越し荷物を積みます。いわゆる「チャーター便」と呼ばれる輸送方法です。
ただし長距離移動の場合は2件から3件の引越しを積み合わせる(混載)場合もありますが基本的に引越しは1件のみを運ぶチャーターとなります。
単身向けサービスは宅配便の延長線上にある
荷物1個から運ぶ宅配便は誰もが使ったことがあるメジャーなものと言えます。気軽にコンビニからでも荷物の輸送はお願いすることができます。
何か通販で購入すれば宅配便で配達されるので多くの人が利用しているサービスと言えるでしょう。
単身向けサービスは宅配の大型版と思えば想像しやすくイメージが明確になると思います。運送会社の宅配の延長線上であるとも言えます。
一概に安いとは言えない
「単身パック」と聞くと安いとイメージが湧くと思いますが、すべてが安い訳ではありません。
少ない荷物を東京から大阪など遠方まで運ぶ際はかなりお値打ちになりますが引越しの距離が近く荷物が多い場合には割高になる場合も少なからずあります。
単身なら「単身パック」と決めつけて考えると損をすることがあるので注意をしましょう。
実際に単身向けサービスとはどんなもの?
代表的なヤマト運輸(ヤマトホームコンビニエンス)の「単身引越サービス」と日本通運の「単身パック」の内容を見ていきます。
※2018年2月10日現在の情報になりますので必ず公式ページで確認して下さい。
ヤマト運輸 | 日本通運 | |
プラン | 単身引越サービス | 単身パックL |
料金 | 12,000円(税抜) ※割引適用後の料金 |
16,000円(税抜) ※WEB割引適用後の料金 |
サイズ | 1.04m×1.04m×1.70m | 1.08m×1.04m×1.75m |
荷物目安 | 冷蔵庫(2ドア) 洗濯機(4キログラム) 電子レンジ ダンボール箱約10箱 衣装ケース3個 布団袋1袋 スーツケース1個 |
冷蔵庫(2ドア) 洗濯機(4キログラム) 薄型テレビ(20インチ) テレビ台(小) 電子レンジ 掃除機 カラーボックス(3段) 衣装ケース 姿見 布団 日通ダンボール5個 |
割引き | WEB割引2,000円 平日割引2,000円 早期申込割引1,000円 複数BOX割引1,000円 |
WEB割引2,000円 エリア割引1,000円 複数BOX割引1,000円 |
追加料金 | シーズン加算5,000円 荷づくり料金6,000円 梱包資材 ※販売停止中 資源回収3,000円 |
シーズン加算5,000円 土日祝日配達2,000円 夜間配達2,000円 梱包資材2,800円 |
荷物の目安を見るとあまりたくさんは運べないことが分かります。
少ない荷物の方にはメリットが大きい単身向けの引越しサービスになりますが、少し荷物が多い方は普通の引越しプランと比較するほうが良いでしょう。
とくにワンルームに住んでいる人の荷物は意外に多いので、しっかりと見積もりをして料金を比較しましょう。
シーズン期間には割引サービスが使えない場合が多い
ヤマト運輸と日本通運のどちらもシーズン期間には割引が適用されない物があります。逆にシーズン加算をされます。
その結果「割引なし+シーズン加算」となり、通常の引越しよりもかなり割高になるケースも考えられます。
土日祝日や夜間に関しても追加料金が発生しますのでしっかりと計算することが必要になります。
通常の引越しプランでは当たり前のサービスであるダンボールや布団袋、ガムテープの無料プレゼントもありません。
トータルで本当に安くなるのかを良く見極める必要があるといえます。
自転車は別料金になる
じつは単身パックの最大のデメリットは「自転車」にあります。
単身パックの荷物目安を見ていただければ分かると思いますが、項目の中に「自転車」はありません。
単身パックはあくまでも少量の荷物を想定しているため、自転車に関しては別料金になるのです。
そして驚くことに自転車の料金は想像を超える料金設定のため、トータルで考えると通常の引越しより高くなってしまいます。
自転車は大型家具家電扱いのため料金が高い
ヤマト運輸の引越し部門であるヤマトホームコンビニエンスで自転車の送料を調べると、通常の宅配扱いではなく「大型家具家電」扱いになります。
荷物の大きさにより料金区分が10段階に分かれていますが、26インチの自転車に関してはEランク扱いになります。
Eランクとは大型の冷蔵庫やシングルベットと同じ区分になるため、料金に関しても上から3番目に高い料金区分になります。
ちなみに26インチの自転車を東京都内の中で移動を依頼すると、16,254円(税込)かかります。東京都~大阪の距離では19,170円もかかるので単身パックの利用は慎重になる必要があります。
安い自転車であれば新たに購入することが可能な金額のため、非常に悩ましい料金設定といえます。
単身パック+自転車より通常の引越しの方が安い場合が多い
自転車の料金は単身パックの金額にプラスしてかかるため、自転車がある場合には通常の引越しを依頼するほうが安くなる可能性が高くなります。
特に荷物が多めの方は、単身パックの入れ物がひとつで収まらないので、2~3個になる場合があります。
そして自転車もプラスになると、軽く通常の引越し料金を超えることになるので、「単身パック12,000円」などの宣伝だけを見て決めないようにしましょう。
自転車を処分するのも有効な手段
自転車の送料が高いので、引越しの機会に古い自転車の買い替えを考えることも有効と言えます。
荷物が少ないのであれば自転車さえなければ、単身パックはオトクになる可能性が高くあります。
古くボロボロになった自転車であれば、処分して新居で新しい自転車を購入するのも有効かもしれません。
最大50%OFFで送料無料の自転車通販サイト「cyma(サイマ)」で購入するのがオススメです。
通販と言うと心配になると思いますが、引越し侍の「エイチーム」が運営する日本最大級の自転車通販サイトなので、保証面に関しては街の自転車屋さん以上に安心できます。
一括見積もりが有効的
荷物が少ないと思い込んで「単身パック」だけで決めてしまうと最終的に割高になるケースが多いのは事実です。
単身で荷物に自転車があればそれだけでも追加料金がかかります。
通常のトラック1台を貸しきる引越しではありませんので、荷物が増えてもサービスで運んで貰えることは一切ないのが単身向けのサービスです。
しっかりと単身向けサービスと普通の引越しプランとを比較してお得に引越しすることをオススメします。
一括見積もりの注意点
一括見積もりをする場合「引越し見積もり比較サイト」に申し込めば一度に複数の見積もりが出せます。
ただし単身向けの引越しをする場合には、ヤマト運輸(ヤマトホームコンビニエンス)・日本通運と提携している比較サイトでなくては意味がありません。
比較サイトNO.1の引越し侍なら、ヤマト運輸と日本通運の2社とも見積もりに加わっていますので、単身の見積もりをする場合にはオススメです。
引越し侍についての記事はこちらで詳しく説明していますので宜しければ参考にして下さい → 詳細ページ
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