よく質問にあがることの中で複数業者を同時に見積りをする「同席見積もり」は良いのかと聞かれます。
このことをホンネでお答えしたいと思います。
引越し業者の訪問見積もりは同席が良いのか?
引越しの見積もりは平均して1時間ほど掛かります。もし5社の見積りをするのであれば単純計算でも5時間かかると言うことです。
なかなか大変な行程になるので一度に見積りを済ませる方法として「同席見積もり」があります。
引越しの見積りに関して通常は引越し業者を呼ぶ時間帯をずらして別々に見積りを行います。しかし「同席見積もり」は複数の引越し業者をまとめて同時に見積りを行います。
当然ですが時間の短縮になるため時間的なロスが少ないと言えることがメリットとしてありますが、デメリットとしては複数の引越し業者の話を同時に聞くことができないため思った以上に大変です。
はっきり言って引越し業者の営業マンには不評な見積もり方法と言えるでしょう。複数の引越し業者を一同に集めて同時に見積もりをしてもらうことは鉄のハートがある方以外には絶対にこの方法を選択してはいけません。
なぜ「同席見積り」を勧めるのか?
ネットで検索すると「同席は割引を引き出しやすいのでオススメ!」などと書かれている場合があります。
しかしその発信源は一括見積もりができる「引越し比較サイト」を紹介する、サイト運営者の場合がほとんどです。
なぜ「引越し比較サイト」を紹介するサイトの運営者が「同席見積もり」を勧めるのか?実は簡単なビジネスライクな事でしかありません。
引越しの見積りをより多くさせるために「同席見積もり」が簡単で安くなるのでオススメと言うのです。
たくさんの見積もりを取ることは簡単 = 複数の一括見積りサイトを登録するとお得になる = 「引越し比較サイト」を紹介するサイト運営者の収入アップという訳です。
複数の一括見積りができる「比較サイト」に誘導することが一番の目的になるのです、それも1つだけではなく複数の「比較サイト」に登録させようと言葉巧みに誘導します。
引越し屋としての見解ですが、はっきり言って複数の「比較サイト」に登録することは無意味です。
時間と労力の無駄遣いと言えます。
複数の比較サイトを使うメリットが無い理由
「単身に強いサイト」「家族に強いサイト」そんなものはありません。引越し業界に長くいた者から言わせれば「笑わせるな!?(笑)」です。
そんな複数の「比較サイト」から見積もり依頼をしてきた人の情報は重複するので整理して一本化します、私の会社では一番初めに来た情報を優先します。その後に来た情報は無効として取り扱われます。
つまり複数の「比較サイト」を使うことはほとんど無意味という訳です。ただし小さな規模の比較サイトでは取り扱いの業者が少ないために多少は被らない部分も出てくると思いますが、はっきり言って殆どの業者は被る事になります。「比較サイト」を3つも同時に登録する方も多くいますが引越し業者として行うことは被った情報に対して無効処理を行うだけで何のメリットもありません。
それどころか複数の「比較サイト」からの申し込みが行われると笑い者にしたくらいです。「おいおいまた同じ人から別の比較サイトから見積り依頼だよ~意味ないのにね、同じ業者からも何回も電話掛かってくるから大変なのにね~。」と哀れんでいたものです。
実際に情報整理が行き届いていない引越し会社では同じ人に何回も連絡をすることが発生するのです、あまりにも電話が鳴るので怒り出す人もたくさんいました。でも本人ですらどこの業者から連絡が何件あったかも把握できない状態になっていたのです。
こんな思いをした人が見積りに行くと良く嘆いていたものです「比較サイトは取り過ぎるものじゃないね」と。
だからあえて言います「比較サイト」は1社だけにしておきましょうと。
引越し侍のような大手比較サイトであれば殆どの引越し業者と提携していますので他を取る必要も無いでしょう。
業界でも最大級である260社以上の提携があれば「単身に強い」「家族に強い」など関係ないことです。
それに260社以上もあればもう十分です、個人で見積りをする業者などほとんどの比較サイトは一緒ですから。
同席見積もりはお勧めしない
確かに「同席見積もり」の破壊力は凄まじい物があります、メリットがあることも事実です。
しかし引越し業者は間違いなく不機嫌で帰っていくでしょう。通常は1時間位かかる見積りを何社も同時に見積りに呼ばれても満足に見積りは出来ないのです。
1家族に対して複数の会社が同時に提案を勧めることなどできるはずは無いのです。つまり同席の場合はまともに話せる会社は1社だけとなります。
他の会社の営業マンは仕方がないので待つしかありません、同席見積りで優位に立つのは間違いなく図々しく物怖じしない営業マンになるのです。
それ以外の営業マンはまともに話すことが出来ないためしっかりとした提案も出来ない状態で金額だけ出して帰って行くことになるのです。
そんな状態で良い提案が出るはずもなく、営業マンの心理状態も怒りに満ち溢れています。それこそ見積りをする気が失われるので適当な金額提示で帰ることもあるのです。
実際に私も「同席見積もり」だけは本当に嫌でした。多分まともな金額を提示したことが無かったと思います。それこそ適当な金額を記入して帰った覚えがあります。
営業マンの性格によりますが「同席見積もり」は人を小馬鹿にするような感じになるので注意が必要と言えるでしょう。我々は「同席見積もり」をするお客さんのことを「王様」と呼んで忌み嫌っていました。
実際の「同席見積もり」はお客さんが「王様」でそこにひれ伏す営業マンは下僕たちという風景です、その中で話がまともにできる営業マンは極僅かといえます。
その状況で最安値が出たとしてもすべての会社が本気で金額提示した訳ではありません、実はあまり安く提示金額が出ていなかったと言うことが多くあるのです。非常に残念ですがこれが現実というものです。
引越し業者が「同席見積もり」を勧める理由
戦わずして負けたくないからです、ただそれだけの理由と言えます。
引越しの見積もりはたとえ10社呼んでいても3社も聞けば殆どの方は途中で決めてしまいます。それ以降の引越し業者にはキャンセルの連絡が入るだけです。
そうなれば引越し業者としては商売になりません、その為に順番があとの方の見積りになる場合はキャンセルになる可能性が高くなるので「同席見積もり」に持ち込むのです。
「同席見積もり」は引越し業者をわがもの顔で振り回すことができる鉄のハートをお持ちの方には値引きを引き出せるかもれませんが、普通の方は止めた方が無難です。あなたが3社も5社もプロの引越し業者の営業マンを前にして司会進行、まとめ上げる自信があるのならきっと良い結果が出せるでしょう。
しかし屈強の営業マンを前にして物怖じせずに好き勝手言えないのであれば1社1社順番に見積りをした方が良いと思います。その方が親身になってくれる営業マンが必ず出てくるので良い見積りができ、結果的に良い引越しができることでしょう。
まとめ
「同席見積り」は意味がありません、メリットがあるように思わされているだけで引越し業者の一部にしかメリットがありません。
「比較サイト」の複数登録も意味がありません、メリットがあるのは一括見積りができる「引越し比較サイト」を紹介するサイト運営者だけです。はっきり言って1社で十分です。
情報に踊らされない消費者になりましょう。比較サイトを1社に絞るならオススメは業界最大級の「引越し侍」だけで十分です。
引越し侍
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提携業者数は業界トップの267社と、最強の引越し見積もり比較サイト「引越し侍」
業界NO.1の「引越し侍」から紹介された引越し業者は、契約率や顧客満足度を落とすことができないため、なにが何でも契約に結びつける必要があります。
そのため他の比較サイトと比べ「引越し侍」経由の紹介は料金がさがる傾向が強いと言えます。
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