精密機械であるパソコンの運搬について注意しなくては、取り返しのつかない事に成りかねません。
引越しの時に起こるパソコンのデータ消失は基本的に一切補償されることはありません。
パソコンのデータに関しては原則的に自己管理になるため、必ずバックアップを取る必要があります。
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引越しのときはパソコンを自分で運ぶ方が安全
電気製品全般の事ですが落としたりした事実や外傷がなければ、内部の故障に関しては一切の補償が出来ません。当然ですがデータに関しても同じことが言えます。
只でさえ電気製品は運搬による不具合が発生する可能性が高く、お互いにリスクの高い荷物になりますので、運搬方法とリスク対策は良く考える必要があります。
パソコンは出来るかぎり自分で運ぶ
安全を一番に考えるのであれば自分で運ぶ事を考えた方が確実です。
パソコンのデータ保存にはハードディスクが使われている事が一般的であり、精密機械のために振動に弱く慎重になる事をお勧めします。
事前にデータのバックアップを必ず行う
データの保存に関して「バックアップ」を取る事はパソコンの利用者にとって必要事項であり、自己責任である事は現代社会の中で浸透している事実と言えます。
パソコンの問題点はデータの保存をどうするべきかであり、常にバックアップを取る事を必要とします。
世間的にパソコンは「バックアップ」が取ってある事は当たり前であり、データが保存されていない状況は全て自己責任であるとの認識で間違いありません。
パソコンのデータは消失する前提で運ぶ必要がある
引越し業者に運搬をお願いする場合には、データに関して消失する可能性があると考えましょう。
乱暴な言い方かもしれませんが、無事に運ぶことが出来ればラッキーぐらいに思った方が良いかもしれません。
あらかじめデータの消失が起こる可能性を考えておけば、対策を取りやすくなります。
振動の多いトラックは危険が大きい
引越し業者のトラックは一般の乗用車では想像出来ないくらいの振動があります。その振動はパソコンに大敵であり運搬には適しません。
使用時間の長いパソコンほど内部の劣化も進んでいる為に、新品パソコンの輸送に比べリスクは高くなるのです。ちょっとした振動で内部に対するダメージは想像以上あります。
データ消失に備える
確かに運搬して貰っただけでデータの消失やパソコンの動作不備が起これば、納得しがたいことは十分解りますが、その事態が起きてから騒いでも何の解決にもなりません。
引越し業者にクレームをつけて損害を補償しろと言ったところで、データが消失すれば損害があるのは依頼主に有るだけで、引越し業者は何も補償はしません。
つまり引越し業者との議論や要求は時間の無駄であり、対策を事前に練ることの方が有意義です。
パソコン運搬時の対策方法のまとめ
- 必ずバックアップを作成する
- 梱包は緩衝材を使い振動対策をする
- 運搬は極力自分でする
- 引越し作業員にその場で注意を促す
- 引越し業者のトラックに積む時の注意点
対策① 必ずバックアップを作成する
基本中の基本です、必ずバックアップを取るようにしましょう。
データの消失以外にも、パソコンの内部破損も考えられます。精密機械であるパソコンは少しの振動でも、ハード的に故障する可能性があります。
そのためデータだけではなく、機械的なハードの故障も考えておく必要があります。
おすすめバックアップ用コピーソフト
簡単にパソコンのデータをバックアップ、そして復元ができる人気ソフト。
引越しするなら絶対に使用したい、バックアップツールです。
データ消失時の最終手段
データのバックアップがなく、データを消失してしまった時の最終手段が「ファイナルデータ」
データが消えた時に使える最終手段の復元ソフトです。
対策② 梱包は緩衝材を使い振動対策をする
DVDデッキやテレビなどの電化製品に関しては、引越し当日に作業員が梱包をしてくれますが、パソコンに関しては自分で厳重に梱包をしましょう。
一番良いのは購入時の箱と緩衝材があればベストですが、普通は捨ててしまっていると思います。
そのため最良の方法は、パソコンを「エアーキャップ」でしっかりと梱包をして、段ボール箱に詰めます。
その際もダンボールとパソコンの隙間には「ミラーマット」やタオルなどで、動かないように詰め込むと確実です。
引越しに絶対必要な梱包資材
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対策③ 運搬は極力自分でする
自分のクルマで運ぶことが一番の破損防止策になります。
可能な限り、自分で運搬しましょう。
これに勝る対策はありません。
対策④ 引越し作業員にその場で注意を促す
自分で運搬できない場合は1・2の対策をしっかりと行い、最終的には引越し当日に作業員に注意を促しましょう。
営業マンに伝えておく事も必要ですが、最終的に頼るべき所は当日の現場作業員になります。
営業マンが「任せてください」と言っても鵜呑みにしないように注意する必要があります。
引越し当日に現場責任者から最初に作業内容の確認があると思いますので、その時に「大切な荷物であるので、パソコンは最後に手渡しでお願いします」と積込みの最後に渡すことを伝えます。
対策⑤ 引越し業者のトラックに積む時の注意点
注意の要るパソコンは最後に積んでもらいます。
作業開始の段階で引越し作業員に引き渡してしまうと、小物はトラックに積むときに最初の方に積んでいきます。最初の方にという事はトラックの荷台の奥の方になります。
積む場所には問題ありませんが、最後に積んでもらう利点は、パソコンから目を離す時間が限られるところにあります。
最初にトラックに積んでしまうと、他の荷物と混ざり合うため最悪なことは落下させたりすることも考えられます。
トラックの奥の方で荷崩れに巻き込まれ、破損してしまう可能性もあります。
パソコンをトラックへ最初に積む弊害
トラックの荷台の奥に積むという事は、引越し先で降ろす際に忘れている可能性があります。そんなバカなと思うのは分かりますが、そのバカな事が実際には起こるのです。
なぜその様な事が起こるかと言うと、トラックの荷台の奥の方に積んでいる荷物は、引越し作業が終盤を迎えて終わり頃に搬入されるからです。
搬入作業開始後1時間は過ぎている頃に、やっとパソコンがトラックの荷台の奥から出てくるのです。
作業の時間が経過している状態で沢山のダンボールと小物がある中、パソコンの存在など頭から飛んでしまいます。それこそ他の荷物と一緒になる為に誤って落としてしまうかもしれません。
まとめ
パソコンは必ずバックアップを取り、運搬は出来るだけ自分で運ぶこと。自分で運搬する事が困難の場合は「エアーキャップ」や「ミラーマット」などの梱包資材を使い自分でしっかりと梱包します。
トラックには最後に積むようにお願いをして、すべての荷物が積み込み完了する直前に手渡します。
そして引越し先では、一番最初に手渡しで受け取りましょう。
ここまで対策をしても故障の可能性はありますので完璧を求めてはいけません。万が一の為に対策を練るようにしましょう。
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