引越しで注意するべき点の中でとても重要な事が「個人情報」の取り扱いについてです。
とくに最近では情報漏えいが問題になっていますので、真剣に考える必要があります。
個人情報を軽視する引越し会社が多い
個人情報がそれほど重要視されていない引越し会社が多く存在することは事実であるのです。
これほど世の中で「個人情報」について騒がれていますが、未だに情報保護の徹底ができていない事が多く見受けられるのです。
会社自体より個人の問題
会社としては対策を考えているのは当然の事であるのですが、従業員の教育が出来ていない状況が多く見られるのです。
電話対応を担当する部署に関して言えば問題は無いのですが、その他の従業員も電話対応をする時はいくらでも有るのです。日頃は引越し作業を主にしている従業員も現場が無く事務所で電話対応をする事もあります。
作業員も電話に出る
それこそ引越し作業を終えた作業員が会社に戻り、電話対応をするかもしれません。引越し会社は専用の電話対応のオペレーターが居る会社もありますが、全ての電話を専用の人員で受け付ける事は不可能であるのです。
電話のオペレーターは各営業所単位ではなくアポイントをする場所に集められる事が一般的であり、各営業所単位では事務所に居る者と作業員、営業マンが交代で電話対応する事が普通である為に、あまり詳しくない者が電話に出る事もあるのです。
電話対応とは人件費の掛かることである為に作業をする者も電話に出る事もしなくては、会社の運営は難しく無駄に経費が掛かることになるのです。
情報保護の社員教育はあるが完璧とは言えない
通常で考えれば社員教育はされているので、情報漏洩は無いと思いますが電話対応に手が空いている者が出るという流れがある限り完璧は無いかもしれません。
見積もりに来た営業マンで会社の教育レベルを判断する
この事については引越し業界だけでは無い問題であり信用するしか無いと思います。ただ見極めは社員教育をどの様なレベルで行われているのかを確認する方法としては「営業マン」を見れば一目瞭然だと思います。
マナーも何も無いような営業マンをお客様の自宅に見積もりに行かせているような引越し会社は信用に値しないのです。
逆に営業マンが良識のある者が来たのであれば、ある意味その会社内の事は信用できるのではないでしょうか?それは会社の採用基準や教育がある一定のレベルに有ることを示す物差しになり得るとも言えるのです。
引越し会社自体がが個人情報を漏洩する可能性は低い
物の販売や顧客情報を管理してメールマガジンを配信する様な形式であれば、会社の一部による管理不足により個人情報が漏洩する事が考えられます。
しかし引越し会社の個人情報に関して言えば再度利用する情報はあまりなく、ストックした個人情報が漏れる流れは考えづらいのです。
個人情報はどこで漏れるのか?
考えられる漏洩するポイントは「付帯サービス」「お客様アンケート」が起因であると思います。
付帯サービス
付帯サービスとは電気工事を含む引越しに関するサービスの総称です。電気工事やその他のサービスの提供は引越し会社と提携した別会社にて行います。
当然ですが個人情報の取り組みは提携先の状況もあるので完璧ではありません。完璧に情報を保護することは極めて難しいと言わざる負えないのです。
お客様アンケート
引越し業者に頼まれて「アンケート」の類を記入してはいませんか?そのアンケートは色々な営業を目的に集めている場合が多いのです。
引越し業者が使う情報と言うよりも提携業者向けの情報提供を目的にしている場合がほとんどであるのです。
その事を安易に考え情報提供をすることは自己責任となりますので、勢いで何にでも個人情報を提供することは考えなくてはなりません。
まとめ
個人情報に関しては引越し業者の営業マンを通して会社の信用性を見るしか手立てはありません。つまり自分自身の感覚しか信じるものはないのです。
安易に個人情報の漏洩につながるアンケートなどにサインをする事は考えて行う必要があります。
心配であるなら営業マンが薦めるアンケートの類は断りましょう。