時々起こる荷物の紛失騒動、実は家の中で見つかる事やトラックからの降ろし忘れがほとんどです。
引越し完了前にお互い最終確認をしっかりと行う
作業完了後に引越し業者からトラックの荷台の中を確認する様に促されると思いますが、引越し業者を信用してしまい荷物がトラックの荷台に残ったままという事が時折り起きるのです。
なぜ降ろし忘れが起こるのか
簡単な事ですが荷物を100%覚える事が出来ないからに他なりません。大きな家具であれば当然降ろし忘れなど起こる事はありえないのですが、忘れる物は小さいものが殆どなのです。
降ろし忘れの代表的な物
- 額縁
- ガラスの板
- 物干し竿
- ハンガーボックスの中の洋服
- 箪笥や食器棚のネジやダボ
- 電化製品のリモコン
- 炊飯器のしゃもじ入れ
なぜ降ろし忘れが発生するのか
トラックの中には常備している資材が多く乗っており、額縁やガラスの板などは破損しない様にその隙間に積む事が多く、降ろす際に見落とす事が起きるのです。
物干し竿に関してもトラックの荷台の隙間に差し込む様に積むために忘れてしまう事があります。
細かい物は忘れやすい
箪笥や食器棚のネジやダボ、電化製品のリモコンは紛失しない様に別にまとめて運搬します。
例えばネジに関しては分解した時にその時使用した工具箱の中に紛失しないように入れておくことがあります。リモコンに関しては引越し業者の汎用のボックスか運転席で保管する事もあるのです。
無くさないように考えた事が逆に仇となり、降ろし忘れに発展するのです。
最近の引越しで多い紛失
最近よく紛失するものに炊飯器の「しゃもじ」を差し込むための小さなパーツが無くなる事が頻繁に起きています。
原因は炊飯器に関しては透明なプチプチのエアキャップで当日作業員が梱包するのですが、その際に炊飯器をしっかりと破損から守るために梱包します。
とても素晴らしい事なのですが、新居でエアキャップを外す時に誤って「しゃもじ入れ」まで外れてしまい、エアキャップの中に紛れたままになり結果ごみに紛れてしまうのです。
「しゃもじ入れ」は透明のプラスチックの小さなパーツの為にエアキャップと見分けがつき難く紛れてしまうのです。
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防止方法
必ずトラックの荷台はしっかりと確認する事です、遠くから覗きこむのではなくトラックの荷台に上がって確認をするようにしましょう。
リモコンは自分で管理する方が確実になるので安易に置いておくなどは止めて手荷物で運ぶ様にする事が確実です。
ただしエアコン、テレビのリモコンは設置の際に無いとセッティングできませんので箱の中にしまい込む事が無い様に気をつけなくてはいけません。
作業員が渡し忘れるトップは「ダボ」
困ったものですが紛失の多い物のトップは「ダボ」です。食器棚や本棚には棚が数多くあります。その棚を止めている小さな部品(ネジ)の事を「ダボ」と呼びます。
ダボは作業員が棚を外す際にミナジップなどに入れて無くさない様にまとめます。紛失を防止するために通常は行う作業ですが、横着をしてその作業をしない作業員がいるのです。
ミナジップに関して参考記事
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横着な作業
まず多いのは「ダボ」を外さない事です。ほとんどの「ダボ」は食器棚や本棚の側面に穴が開いており、そこに差し込むだけの為に運搬中に簡単に外れてしまいます。
その為に知らない間に「ダボ」が紛失する事になり、お客様が棚板を元に戻す時に「ダボ」が足りない事に気がつくという雑な作業であるのです。
もうひとつのパターンとして作業員がミナジップの様な資材を持っていない為に、取り外した「ダボ」を自分のポケットに入れる様なバカがいます。ウソのような本当の話しなのです。
そしてポケットにいれたまま忘れてしまい帰ってしまう事や、覚えていても数が足りない事が発生するのです。
荷物の紛失は自己防衛することが大切
引越し当日に作業員は何かに追われているかの如く焦って作業をします。なぜなら作業時間に余裕がない為に時間を掛けてはいられないのです。
その為に「ダボ」を外し忘れたりポケットに入れて運ぼうと考えた挙げ句に紛失するのです。
アルバイト主流の弊害
そんなバカなと思うかもしれませんがそれが現実であるのです。営業マンや作業責任者は信用出来てもその他のスタッフは基本的に全てアルバイトか派遣です。
まじめな責任感がある者もいますが基本的にアルバイトや派遣は責任の追及が及びません。「ダボ」が無くなったところで「知りません」で終わりなのです。後は社員が対応するので関係の無い事なのです。
必ず自己管理をする
引越し屋としての私の意見ですが「ダボ」は必ず自分で外し保管して下さい。出来ればミナジップなどの袋を用意して棚別に袋に入れて管理する方が確実で便利です。
いい加減な作業員のために「ダボ」を無くされて大変な思いをする方は後を絶ちません。必ず自分で管理する事をお勧めします。
ちょっとした労力でその後の精神的疲弊を回避できるのですからメリットしかないのです。是非考えて欲しい事になります。
リモコンや細かい物に関して
ダンボールを1個専用に作りましょう。
そのダンボールは最終最後まで蓋を閉じないようにします。そして引越しの積み込みの最後に蓋が開いたままで作業責任者に手渡しする事が確実です。
その様な形で渡された場合は確実に注意して積み込みますので紛失予防と引越し先で一番最初に搬入される事になる為に他の荷物に混ざることを予防できるのです。
ここでポイントですが必ず蓋は閉じてはいけません。閉じてしまうと他の荷物に混ざり簡単には出てこなくなる危険性があります。それこそ沢山のダンボールの山の中に入ってしまい探す事が大変になる可能性があるのです。
まとめ
引越し作業終了時トラックの中は必ず隅々まで確認すること。
しゃもじを差し込むプラスチックのパーツは自分で取り外して管理しましょう。
「ダボ」は必ず自分で外して管理すること。紛失率ダントツのNO.1です。
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