引越しの見積りに必要不可欠である「比較サイト」ですが、一体何を基準に選んだら良いのでしょうか?
そんな疑問に対して少しでも参考になればと思い、チョッピリ業界内のことを少しだけ「ぶっちゃけ」ますね。
大手比較サイトが強い
いきなり「大手比較サイト」が強いと言われても何のこと?となるのは当たり前です、大手は比較できる引越し業者が多いと言う単純なことだけではなく他に強みがあるのです。
どの業界でも中小企業よりも大企業の方が影響力があることは当たり前だと思います。中には中小企業でも絶大な影響力を及ぼす会社も有りますが、一般的に言うと残念ながら大企業の方が強いと言えるでしょう。
引越し業界でも同じことが言えるのです、それも引越し会社ではなく「比較サイト」の運営会社のことです。
大手は力が強い
「比較サイト」の運営会社で力が強いとはどのようなことでしょうか?なかなかピンとこないのは当然のことです。
それではどの様な意味で大手が強いのかを説明していきます。
力関係のバランス
引越し会社と比較サイトの運営会社では力関係はどうなのでしょうか?普段誰もそんな事は考えないことです。
それこそ引越し会社に勤めている人でもほとんどが比較サイトの運営会社については知らないと思います。
引越し会社の経営や運営に携わるポジションに居る人しか考える必要も無いことかもしれません。
規模の違いでバランスが変わる
普通の力関係で想像していただければ分かりやすいと思いますが、大企業に対して中小企業は無理を強いられる事が多々あります。
それこそ中小企業が問題を起こせば取引を中止される恐れがあります。つまり中小企業は大企業の顔色を常に伺って行かなくてはならないのです。これは当たり前の誰でも分かるようなことですよね。
引越し業界ではどうなのか?
以前はインターネットの比較サイトから見積りの依頼が来ることは僅かな時代がありました。
見積り依頼の中心は賃貸仲介業者・新築物件など不動産関係からの紹介が多数を占めており、その他には前回利用・知人の紹介などが直接引越し業者に電話連絡として入りました。
引越し会社としては「インターネット」何それ?と言う時代があったことは事実です。しかし現在の主流はみなさんのご存知と通り「インターネット」が中心となったのです。
今の時代、見積りといえば何があっても「インターネット」を介する事が当たり前です、それこそ前回利用した方も知人の紹介であっても「比較サイト」から見積り依頼をすることが当たり前になりました。
賃貸仲介業者や不動産関係からの紹介であっても「比較サイト」を同時に申し込む方も凄い数になります、つまり「インターネット」を無視して引越しの見積りは成り立たなくなったのです。
この事については他の業種でも「インターネット」を無視して商売は成り立たなくなっていますので、みなさんも良くお分かりだと思います。
クレームを恐れる引越し会社
以前の引越し会社は提携の賃貸仲介業者や不動産関係の業者からのクレームを最優先に防ぐことを考えていましたが、現在は比較サイトの運営会社からのクレームにも注意しなくてはならないのです。
もし大きなクレームが起きて比較サイトと提携が無くなれば現在の引越し業者は運営が成り立ちません。その為に比較サイトに対しては注意を要しているのです。
ただしどの比較サイトでも同じではありません、ここで出てくる注意が必要な比較サイトは当然のこと「大手の比較サイト」と言うことです。
正直な話ですが小さな比較サイトはそれほど影響力がありません、小さな比較サイトとしてはより多くの引越し業者と提携したい思惑があります、それも大手の引越し業者は何が何でも提携をしないと運営が成り立たないのです。
つまり力関係は「引越し会社>小さな比較サイト」と言うことです。その状況では引越し会社は小さな比較サイトからのクレームなど気にしてはいません、当然ですよね。
大手比較サイトは強い
しかし反対に大手の比較サイトは絶大な集客力があります、毎日の引越し業者へ紹介を出す件数は莫大なものとなるのです。
その莫大な引越しの見積りを求めている顧客の情報をどの引越し会社も欲しいのは企業としては当然の考えです。
大手比較サイトからの情報を失うわけにはいかないのです、つまり現在における引越し業界の力関係は「大手比較サイト>引越し会社」となってしまったと言うことです。
大手比較サイトからのクレームは防ぐ必要がある
力関係が「大手比較サイト>引越し会社」となれば当然ですがクレームを出すわけにはいきません、特に見積りを依頼した顧客からのクレームは絶大な影響力があります。
不動産会社に顧客が引越し会社を名指しでクレームを入れると大変な事になります、このことはある程度想像できるのではないでしょうか?それこそ提携解消と言うことになりかねません、実際にも提携解消が起きた事例は多々あるのです。
同じことが比較サイトでも起きると思って頂ければ、いかに大手の「比較サイト」 に力が有るのか理解して頂けると思います。
提携解消まで行かなくても「ランキング」順位を落とされては成約率が落ちます。ランキングで1位に紹介されるのと5位に紹介されるのでは天と地ほど成約率に違いがでます。
ランキングに関しては比較サイト側で操作はいくらでもできます、さじ加減ひとつと言えるのです。
大手の比較サイト運営会社に謝罪に行くことに
以前あった事ですが大手比較サイト運営会社に経営陣が謝罪に行った事がありました。内容は伏せますが引越し会社と大手比較サイトの運営会社との力関係はここまで来ているのです。
私も比較サイトからの顧客紹介が来ると真っ先に紹介元の「比較サイト」を確認しました、小さな比較サイトであればあまり気に留めませんが「大手」となれば渋い戦いになるなと覚悟したものです。
それは運営会社の力が強いことも有りますが有力な引越し会社が多数参加している事で見積りは激化すると想定できるからです。
比較サイトは大手が良いのか?
問題は大手の比較サイトが良いのかと言うことですが当然のようにイエスと言えます。ただし付加価値のある比較サイトは大手で無くても良いと思います。
例えば引越しラクっとNAVIの様に運営会社が引越し会社の取りまとめを行う独自サービスの提供です。このサービスは引越し会社と直接やり取りが必要無い事が売りになっていますので大手と言うことはあまり気にする必要は無いでしょう。
引越し達人セレクトに関してもプレゼントや独自のキャッシュバックに繋がるサービスを取り扱っているために大手の比較サイトとはバッティングしません。
LIFULL引越しが圧倒的に他の比較サイトと違うところは引越しの条件を入力すると該当する引越し会社がリストアップされます。驚くことにそのリストアップされた中から自分自身で見積もりする業者を選択できるのです。
極端なことを言ってしまえば1社だけの見積もり依頼もできます。見積もりする業社を初めから絞りたい方には素晴らしいサービスと言えます。他の比較サイトには無い独特のサービスになるのでかなりオススメできます。
この様な独自サービスの比較サイトは単に多くの引越し業者を比較させる事が着地点ではありません。独自サービスに魅力を感じるのであれば「大手比較サイト」にこだわる必要はないでしょう。
通常の見積りは大手が良い
当たり前のことになりますが普通の見積り(付加価値を重視していない)に関しては大手の比較サイトが絶対的に良いと言えます、やはり影響力が違いますので小さな比較サイトをあえて選ぶ理由は無いと言えるでしょう。
その為に私が選んだ大手比較サイトは引越し侍、引越し価格ガイド、ズバット引越し比較の3社です。この3社は間違いなく最大手の比較サイトで引越し会社としても無視できない大きな存在といえます。
キャンペーンを行っていることも他の比較サイトに対してアドバンテージと言えます。中小の比較サイトでは実施が難しいキャンペーンが出来るのは間違いなく「大手」の証と考える事ができます。
見積りをするからには賢い消費者になることが必要ではないでしょうか、何でも大量に複数の比較サイトを進めるのは誰のための紹介かと疑問に思います。そんな「比較サイト」を紹介するサイト運営者がたくさんいるのでご注意を。
なぜこの比較サイトを紹介したのかを説明できなければ意味がありません。どうせ見積りを取るのなら全て無料ですのでより良い比較サイトで見積りをすることをお勧めします。
数多くある「比較サイト」で見積り依頼する方にとってこの記事が参考になれば幸いです。
合わせて読みたい記事
当サイトお勧めNO.1比較サイトはこちらの記事を参考にどうぞ▼
-
引越し見積もり比較サイトで一番オススメな「引越し侍」
いざ引越しをすると決めても最初につまずくところは、引越し業者はどこが良いか分からないところです。 そして引越し業者を決めるのにとても便利な、「引越し見積もり比較サイト」ですが数が多くどの比較サイトで申 ...